2.出会い ページ2
私が竈門先輩を知ったのは、入学式の時だった。
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…
『うわ・・・、思ったより大きい』
私は春からここの大学に通う。地元を離れ一人上京してきたため友達どころか知り合いすらいない。
引っ越しの準備がめんどくさくて入学式の一週間前にようやくこちらに住むことができたので近所の挨拶まわりですらできていない。
方向音痴ながらも、地図アプリを駆使してなんとか大学にたどり着いたのはいいけど、人は多いし建物も大きいしでめまいがしそう。
?「あら?あなたももしかして一人?」
突然、背後から声をかけられたものだから一瞬肩を震わせた。
振り返ると、そこには桜色の髪の毛の女の子が立っていた。
『はい。一年ですか?』
甘「ええ!あなたもよね?私は甘露寺蜜璃!よろしく!」
差し出された右手に私も応じ、手を出した。
『私は桜庭A。よろしくね、蜜璃ちゃん』
私がそういうと、彼女は花が綻ぶようにして笑顔を振りまく。よく見ると、毛先は若葉色になっている。おしゃれだなぁ、なんて思っていると
女子「ねぇ見てあの人!」
女子2「めっちゃイケメン!先輩かな?」
女子3「サークルの勧誘のチラシ配ってるし、絶対先輩だよ!やばいねイケメンすぎ!」
女子たちが騒いでいる。
他の子も同様に、その視線はある人物一人に向けられていた。
私もつられて無意識にそちらの方を向くと
?「君たち1年?よかったら見学来てね!」
元気よく、ビラを配っている一人の男性。
耳には特徴的なピアスのようなものがついている。
一言で言うと、この人を落としたらどうなるんだろう、と思った。決して恋心でも、悪女のような心でもない。本当に好奇心だった。
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霊夢たん! - 26話の時loveじゃなくてlikeって書いてましたよ! (2020年11月1日 17時) (レス) id: 836bc9f2ad (このIDを非表示/違反報告)
りんご飴(プロフ) - 久遠さん» コメントありがとうございます!ガラスの仮面…うちの母が読んでいるところを見たことしかないので内容は知りませんが、面白いと聞きます。同じような事があったんですか、知らなかったです^^; (2020年10月30日 7時) (レス) id: b4be605b57 (このIDを非表示/違反報告)
久遠 - ガラスの仮面ネタを入れるなんて,作者おそろしい子 (2020年10月30日 0時) (レス) id: 37f7e821a2 (このIDを非表示/違反報告)
りんご飴(プロフ) - ルミナさん» ルミナさんコメントありがとうございます^^ そう言って頂けると更新のしがいがあります!ありがとうございます! (2020年10月29日 23時) (レス) id: 1b8c297c10 (このIDを非表示/違反報告)
ルミナ - 50票目はいただきだあ!面白いです、頑張ってくださいね(何様やねん) (2020年10月29日 22時) (レス) id: 95f722ce93 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:りんご飴 | 作成日時:2020年10月23日 14時