長男を振り向かせたい【竈門炭治郎】【現パロ】

３４．オシャレ ページ34

一旦家に帰り、シャワーを浴びて準備をすることにした。




『…久々に巻いてみようかな』




普段使わないヘアアイロンを取り出し、髪の毛をクルクルと巻きだす。




本当はパーマをかけたいんだけど、なかなか時間がないからこうやって自分でやることも多々ある。




腐っても芸能コースだから、たまに仕事でスタイリストさんたちにやってもらうこともあるけど、まだまだひよっこだからほとんどの準備は自分でする。




その癖もあってか、今日はとても綺麗に巻けた。




『…口紅もいつもと違うのにしようかな』




上手く巻けた髪の毛にテンションがあがり、いつもよりも念入りにメイクをした。




いつも面倒くさがってしないハイライトや仕上げのフェイスパウダーなどをし、最後にピンクの口紅を塗って終了。




『うん。我ながら今日は完璧だわ』




鏡に映る華々しい自分の姿を確認し、ヒールをはいてパーティーバッグを持った。




忘年会という飲み会とはいえ、予約してあったオシャレなバーは結構雰囲気があったのでそれに合わせてキレイめなワンピースを身に纏う。




『よし。行くか』




ガチャりとドアをあけると




竃｢A｣




何故か炭治郎さんがそこに立っていた。

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