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あれから
Aは俺の知らない元カレの話を
たまにするようになった。
ふとした瞬間カレンダーを見ながら
今日記念日だったんだな〜とか
今日あいつの誕生日だ〜とか
映画何見る？って探していると
それあいつと観たんだよね。とか
聞きたくないその話
耳を塞ぎたくなる
思い出として話ができるようになった
と言うことなのか、
はたまた
彼女の中を彼が独占していると言うことなのか
バイクのこともそう。
俺とAを繋げていたバイクは
きっと元彼にも相談して買ったバイク
そりゃ値段の高いものだから買いなおす
なんてことは普通しないよね。
でもなんか嫌だな〜って感情があふれてくるんだ。
そうやって
俺はAを思いながら
Aは元カレを思いながら
気づけばまた1年という月日が経過していた。
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作者名：唯音
| 作成日時：2023年3月28日 16時
