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ジェシ「最近なんかあった?」
「ん？別に？」
北斗「別にはないだろ」
楽屋の待ち時間みんなそれぞれ
自分のことをしている時間
樹と大我はソファーで寝ていて
北斗は携帯ゲーム
慎太郎は動画を見ていたそんな時
ジェシーに言われた。
「別に、Aが彼氏と歩いてるのみたくらい」
北斗「彼氏って…」
「足引きずってたから」
ジェシ「そっか」
北斗「諦めんの?」
Aと離れた1年前も
なんかあった？
って声をかけてくれたのはジェシーだった。
あの時は自分でも自分がいつもと違う自覚があった。
心にぽっかりと穴が空いた。
失恋したらそんな感覚に陥るって
聞いたことはあるけど体感したことはなかった。
あーこのことか。って
はじめにそう表現したのは誰だろう。
本当に穴が空いた。
ほんとにそんな感覚
空いた穴が埋められることはない。
気を紛らわすように趣味に没頭した。
新しい趣味をはじめてみたり
資格をとってみたり
誰かとご飯に出かけたり
とりあえずAを忘れることに必死だった。
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作者名：唯音
| 作成日時：2023年3月28日 16時
