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大翔side_____
盗み聞きなんてするつもりはなかったけど
聞こえてしまった会話。
颯がまさかAにそんなこと言うなんて…
真っ先に頭に浮かんだのは高地。
あいつがいなければ、きっとAはここにいない。
ずっと避けていたリハビリもちゃんと行うようになった颯
Aも週2くらいできてるらしい。
颯「おれAとより戻したいんだよな」
大翔「ほんき？」
颯「俺にはあいつしかいねぇー」
2人が別れてから颯はAのことをずっと思ってきた。
それはずっと知っていて、
でも浮気したのは俺だからって
ずっと行動にはうつしてこなかった。
颯「会いにきてくれたってことは
Aもってちょっと期待してる」
それは違うって言いたかったけど
俺が言っていいことでもない。
正直颯より高地って思ってる自分いて
2人でいるところを引き離してしまったけど
颯が一度Aを傷つけてることは事実で
高地はそんなことしないし、
何よりAのこと大事に思ってて、
だからここまで連れてきてくれて…
高地…
早くしないとAのこととられるぞ…
正直連絡しづらかったけど
そんなこと言ってる場合じゃない。
高地に会えば高地が行動に移すと思ってた。
でもそんな簡単な話ではなかったみたい。
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作者名：唯音
| 作成日時：2023年3月28日 16時
