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milk chocolate 【JIN】 ページ3
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私はソクジン先輩が、好きだ
「カッコイイよね〜2年のソクジン先輩！」
「ね〜顔も中身もイケメンだし」
「運動も料理も出来ちゃうし！」
「おまけに頭もいいって、完璧すぎ〜」
クラスの女子達はソクジン先輩を見かける度にそんな会話をする
友達がいない私はソクジン先輩の魅力を共感してもらえる人はいなくて
いつもクラスメイトの話をこっそり聞いては、相槌を打つだけ
私がソクジン先輩を好きになった理由は
在り来りといえば在り来り
図書館で探していた本を見つけてくれた先輩に一目惚れしたのだった
それからは、すれ違う度に話かけてくれるし
本当にジェントルマン。素敵だ
……彼と近づくチャンスは、正直いくらでもあった。
だけど、私が臆病すぎてそのチャンスは何事も無いように消えていく
そんな私が、ついに先輩に想いを伝えることにした
「落ち着いたチョコレートが好印象、」
「渡す時に想いを伝える場合は、遠回しに……」
この冬の一大イベント、"バレンタインデー"をきっかけに
私はソクジン先輩に告白する事を決めた
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作者名：。高嶺 | 作成日時：2019年2月15日 20時
