【歌い手】ぼくの女神様【まふまふ】

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まふまふside


朝の7時38分。

まだ布団でぬくぬくと寝ていたいこの時間、僕は駅のホームに立っている。

別にもう数本遅い電車でも学校へは間に合う。

けど僕は毎朝この時間の電車に乗る理由がある。


「あっ」


いた、僕の女神様。

女神様っていうのは僕が勝手につけたあだ名。

色恋沙汰で高校生活を彩れる見込みのない僕が毎朝起きれる理由。

クラスも名前も知らない、同じ学年かさえ分からないけどただたまたま同じ学校の制服を着てる人。

たまたまちょっと僕の好みの顔をしてる人。

たまたま最寄りの駅が同じ人。

僕が一方的に見てるだけ。

でも会えたらその日は1日いい日になるっていうのが僕の中での決まり。

自己暗示的なもの。

会えない日は寂しい1日を過ごすことになる。


女神様は僕の原動力。

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