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〜涼介side〜



知「じゃあね、涼介」

大「またなー!」

涼「ん。じゃあな」



友達である知念と大ちゃんとわかれて


いつも通り、家に帰る…


はずだった。




涼「…ちょっと遠回り、してみよっかな」




ちょっとした好奇心で

普段は通らない道から

家に帰る事にした。


薄暗い、短いトンネルに入った時




?「うぅ…っ」

涼「…?」




泣いてる…女の子?


あれ…あの後ろ姿、見覚えが…




……もしかして




涼「伊野尾さん…?」




そう、声をかけた。


ゆっくり振り返る、女の子。




…やっぱり。


俺の目に映ったのは


涙を流した、伊野尾さんの姿。


…久しぶりに会った。




涼「どうしたの。こんな所で」




こんな薄暗く、狭い場所

女の子1人でなんて、危ない。




慧「…山田、くん…っ」




俺の名前を呼ぶと同時に



ぎゅっ



涼「わっ」



伊野尾さんが

抱き着いてきた。


ふわっと広がった

甘い香り。




慧「私、を…私を、匿って…」

涼「…え?」




伊野尾さんを、匿う…?


どういう事?




涼「えっと…」

慧「…ごめん、ね。迷惑…だよね。
じゃあ、私…行くね」




静かに、俺から離れようとする伊野尾さん。


俺は、そんな伊野尾さんの腕を



ガシッ



咄嗟に、掴んだ。




慧「山田くん?」

涼「…わかった。匿うよ。
その代わり…」




詳しい話、聞かせて?




俺の言葉に


コクッと小さく、伊野尾さんは頷いた。






伊野尾さんの、細く華奢な腕を掴んだまま


俺は、自分の家へと向かった。

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設定タグ:山田涼介 , 伊野尾慧 , Hey!Say!JUMP   
作品ジャンル:恋愛
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伊野尾  稀徠 - 面白かったです。。更新頑張ってください (2018年5月20日 12時) (レス) id: 14c2650ddd (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:める | 作成日時:2018年5月13日 23時

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