h i k a r i 【ymin♀】 (ページ11)

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～慧side～

え…

なんで…

大「…慧？」

……なんで

いるの……

宏太、光……。

涼「…慧…」

涼介くんは何かを察したのか

私の腕を…掴んだ。

慧「涼介く…」

涼「…行くぞ」

慧「わわっ…」

涼介くんは

宏太と光をわざと避けるようにして

学校内へと入った。

大「ちょ、山田！どうしたんだよ…！」

知「涼介！置いてかないでよ！」

涼「あぁ…ごめんな」

大「なんだよ…」

涼「いや…」

ﾁﾗｯと

涼介くんは、横目で私を見た。

慧「……良いよ、涼介くん。
大ちゃんと知念くんになら…話しても」

大ちゃんと知念くんは

涼介くんのお友達。

で、とっても良い人…。

だから。

知「…訳ありって事だね。良いよ。また話して、涼介、慧」

大「なんか知らねーけど、絶対話せよ！
俺たち、友達なんだから！」

友達…。

慧「…ふふ。うん、わかった」

涼「…慧、後で俺にも聞かせて。
…アイツらとの関係(ﾎﾞｿｯ」

あいつら…

多分、宏太と光のこと。

慧「…うん」

涼「じゃあ…教室行くか」

知「うん」

大「今日は遅刻せずにすむー！」

慧「え、大ちゃんいつも遅刻してるの？笑」

知「そうだよ。大貴、遅刻魔だから」

大「なんだよ！遅刻魔って！」

慧「ふふふっ…」

楽しいなぁ…

学校…お友達…。

宏「……」

光「…宏太？どうした？」

宏「いや…」

…視線を感じるのは

気の所為、だよね…。