第四話 御褒美 ページ6
ｽﾄﾝ
ｽﾙﾘ
私を隠していた衣服は全て落ち、私は下着姿になりました。
だからといってその時の私は恥じる様子もなく、真っ直ぐに鴎外様を見ていました。
鴎外様は妖艶な笑みを浮かべ、私のお腹辺りをするりと撫でました。
『んっ……！鴎外様ぁ』
「あぁ、すまないねAちゃん」
変な感覚に涙目になる私に鴎外様は悪戯っ子の様な目で私を見て、頭を撫でました。
私は頬を膨らまし、『もうっ』と言って鴎外様の頬をぺちっと両手で叩き？ました。
「ふふふ、可愛ねぇ可愛ねぇ
もっとしてもらいたいけど、可愛くてあまぁい服も着てもらいたいから今は我慢しようかね」
『？？』
私はきょとんと首を傾げても鴎外様は「何でもないよ」と持っている服を着せて言いました。
鴎外様が持ってきた服はフリル満点、甘さ満点ロリータ満点のワンピースでした。
鴎外様はそれを私に着せてくれると、頭にリボンのヘッドアクセを、付けてくれました。
「はぁ……なんて君は可愛いんだAちゃん
君は地上に舞い降りた天使かな？
それとも首領である私に罰を与えに来た悪魔かな？何方にしても私には極上の御褒美だけどねぇ」
鴎外様は甘さと妖しさを含んだ声で、私を抱きしめ耳元で言いました。
私は全くもってなんの事か分からなかったし、何故鴎外様に罰を与えなければいけないのか分かりませんでした。
それぐらい、私は鴎外様の事もポートマフィアの事もこの世界の習わしも知らないくらい無知な少女になってしまっていたのです。
『何故鴎外様に罰を与えるのですか？』
「ふふ、なんでもないさ。
君が私を狂わしてしまうほど……否、ポートマフィアを狂わしてしまうほどの存在だということだということは胸に刻んでおきなさい。」
『……はぁい』
「良い子だ」
そう言って鴎外様は私の唇に鴎外様の唇を合わせました。
『んっ…んん』
これは御褒美の時と、感謝の気持ちを表すときにする行為だとお聴きしました。
鴎外様と中也と紅葉から。
『あっ……んんっ』
次第に深くなっていく。
何時からこの様なことが始まったかと言われると、5歳の時からです。
しかし、不思議な感覚になり始めたのは10を超えてからです。
私は14歳。
なのに、鴎外様達からしか習った事しか分からない、周りも憐れむ本当に無知な少女です。
この時の私はそれを疑う事すら知りませんでした。
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リーフ - 超大好きです！！！更新頑張ってください！！ (2022年1月12日 15時) (
レス) @page13 id: 3fbf61d899 (このIDを非表示/違反報告)
ちょこをちょこっと。 - 無理をせずに、更新頑張って下さい！之からも応援しています！ (2020年10月4日 18時) (レス) id: 5c5bcab0c3 (このIDを非表示/違反報告)
Eva - 更新待ってます^^* (2019年7月20日 6時) (レス) id: a1f2b3bb01 (このIDを非表示/違反報告)
泉桃花クラスタ - 面白いお話をありがとうございます！細かい事を言わせていただくと、エピローグではなくてプロローグだと思うのですが…あえてそうしているなら気にしないでくださいね。これからも更新がんばってください! (2019年7月17日 14時) (レス) id: 1a879c682f (このIDを非表示/違反報告)
黒兎紅葉 - 面白いです！ヤンデレ最高！ (2019年7月16日 23時) (レス) id: a3ddba6e2b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：水無月 | 作成日時：2019年6月23日 23時
