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第七話 幹部殿 ページ23

??「そこまでだ」


低い声が響くと同時に振り下げた腕は動かなくなった。

動かそうとしても動かなかった。


カタ…カタカタ……



──動かない……
──この声、この異能、これは絶対に



「ポートマフィア五大幹部の1人
──中原中也ではありませんか。」



陰から現れたのは、特徴的な髪色と高級そうな服をお洒落に着こなしたそれそれはとても怖い顔をした懐かしい人だった。


私は目を細め思う。

私に初めて見せる顔だと……。


中也「……手前、俺の名を知ってんのか。」


「…えぇ、有名ですから。

それに、後ろにいる方も」


中原中也の後から現れた女の人にも見覚えがある。
彼女もポートマフィア五大幹部の1人
幼き頃優しくしてもらった


「尾崎、紅葉
貴方まで此処に?」


殺戮の異能。
金色夜叉の使い手、尾崎紅葉

彼女も既に金色夜叉を出現させている。


尾崎「……そなたが何者かは知らぬ。
じゃが、敵であることは確かじゃ……。

鴎外殿の命でそなたを倒す他ない。」


「殺す気は無いということですね」


私は不敵に笑ってみせる。


「お好きなようにどうぞ。
今私は中原中也の異能で動けないのですから。」


尾崎「舐められておるな。
倒すだけとて容赦はせぬ。」


尾崎紅葉の顔が歪むと金色夜叉がバッと刀を持って私の目の前に現れる。

速い


「金色夜叉、子奴を捕らえよ」



覚悟していた夜叉の刀の鋒は想像通り私を貫いた。

重力でまたもに動けない私は大量の血を吐いて芥川君の時とは比べ物のない痛さのせいで意識を手放した。



死を覚悟した。









復讐、したかったなぁ

第八話 正体、→←第六話 さようなら、芥川龍之介



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水無月(プロフ) - 白雪さん» ありがとうございます!頑張ります! (2019年7月6日 18時) (レス) id: 451a5f317f (このIDを非表示/違反報告)
水無月(プロフ) - レイさん» わっ!ありがとうございます……!めちゃくちゃ嬉しい! (2019年7月6日 18時) (レス) id: 451a5f317f (このIDを非表示/違反報告)
白雪 - すごく面白いです!更新待ってます! (2019年7月5日 21時) (レス) id: 567a821487 (このIDを非表示/違反報告)
レイ - 続きが凄く気になります!体調に気をつけて、作者さんのペースで更新頑張ってください! (2019年7月5日 7時) (レス) id: ff621c54c8 (このIDを非表示/違反報告)
水無月(プロフ) - "(ノ*>∀<)ノありがとうごさまいます!すっごく嬉しいです!続き待っててくださーい! (2019年6月27日 18時) (レス) id: 451a5f317f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:水無月 | 作成日時:2019年5月31日 21時

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