第二章 一話 残酷な ページ17
1「ヒッ来るなくるなぁァァ!!」
ヒュンッ
ザシュ ザシュ
1「ぎゃぁぁぁぁあああ!!!」
バタ
2「此奴銃もきかねぇよ!!!」
ヒュルヒュルヒュル
2「な、何だ!巻き付いて……ぐ、ぐびが」
2「ガっ、グ、ガカ」
バタ
「………」
ポタ ポタ
─────────
「ニュースをお知らせします。
昨夜、海岸付近の建物で男性二人が倒れているところを発見しました。男性二人は血だらけで生きているのが不思議な状態だそうです。なお……………」
敦「うわぁ……こわいなぁ」
ここは武装探偵社
丁度ニュースを見ていた社員の中島敦は顔を青ざめさせながら呟いた。
国「全く残酷なやり方だな。」
後ろでは国木田が眼鏡をクイッと上げて言った
テレビに映った男達は手足が無かったり、目が虚ろであったり…………
幾ら゙そんな゙ものに慣れている探偵社でも死んでいる様な人間を見るのは数少ない。
敦「でもこれって異能ですよね?流石に普通の人間じゃ、ここまで出来ないと思いますし…」
乱歩「そうだね。明らかに異能だよ。
刃物や銃でここまでやれない。」
乱歩が駄菓子を口に運びながら、興味無さそうに外を見た。
乱歩「君もそう思うでしょ、太宰」
と、突然太宰に振る。
太宰はテレビを見つめたまま動かない。
目を見開いて、ありえないと言っているような表情をしていた。
敦「太宰さん?どうしたんですか」
太宰「…!否、何でもないよ」
ハッとして敦ににっこり笑ってみせる。
太宰「ここ迄やる人間、ポートマフィアより変な奴なんだなと思っただけさ。」
そう言って立ち上がり、外套を着始める。
国木田「おい!太宰!何処に行く気だ!!
今日こそは仕事を…」
太宰「仕事に行ってくるのだよ国木田くん。」
皆「「は?」」
太宰「じゃあ行ってくるね。」
パタン
皆「え?」
皆「ええええええええええええええええええええええええええええええ!!」
────────
太宰「まさか、ね」
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水無月(プロフ) - 白雪さん» ありがとうございます!頑張ります! (2019年7月6日 18時) (レス) id: 451a5f317f (このIDを非表示/違反報告)
水無月(プロフ) - レイさん» わっ!ありがとうございます……!めちゃくちゃ嬉しい! (2019年7月6日 18時) (レス) id: 451a5f317f (このIDを非表示/違反報告)
白雪 - すごく面白いです!更新待ってます! (2019年7月5日 21時) (レス) id: 567a821487 (このIDを非表示/違反報告)
レイ - 続きが凄く気になります!体調に気をつけて、作者さんのペースで更新頑張ってください! (2019年7月5日 7時) (レス) id: ff621c54c8 (このIDを非表示/違反報告)
水無月(プロフ) - "(ノ*>∀<)ノありがとうごさまいます!すっごく嬉しいです!続き待っててくださーい! (2019年6月27日 18時) (レス) id: 451a5f317f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:水無月 | 作成日時:2019年5月31日 21時