愛 の う ず ２

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佑樹………
風俗なんて
辞めて
私ちゃんと
仕事して
小さいけど
家も借りたよ
毎日忙しくて
死にたいなんて
思う暇もないよ
佑樹はもう私の事
忘れたかな………
でも私はずっと
忘れないよ………
佑樹が好きだった
コーラとお花
置いていくね
また来るね




信号待ちしてると
向こうから
今市さんに
似た人が………
隣には前一緒にいた女の人………


見てないふりした




『A』




聞こえてたけど
聞こえない振りした




今市さんに会ったら
話したいこと沢山あった
けど私の体は前だけを
見て歩く速度も
早くなっていた







『A！！！』
私の前に現れる



『なんで無視すんの？
ってか元気してたの？』



「今市さん私なんか相手に
しないで？彼女さんに
怒られますよ？」



『彼女？どこに？』




「隣に居た人！私前も
一緒にいるの見たこと
あります！だから早く
行って下さい」





『まじで言ってる？
彼女に見えた？』




「彼女に見えたじゃなくて
彼女でしょ？」



『まじで勘弁してよ？
あれ妹だから！もう
帰ったよ！』




「妹さん？」



『なに妬いたの？』



「妬いてません！！」



『しかし俺らまた偶然会うなんて
もう運命じゃないかな？』



「………………」



『黙るなよ！はいはい
運命の人は佑樹くんね！
すみませんでした！！』


「そうですよ？！」


『で、この後用事あるの？』



「ないです」



『じゃあ久しぶりにご飯でも行く？』



「良いですよ？」




『まじで？よっしゃー！！！』

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