恋愛から始まる、ある、物語、、「君は生きてね？」

あなたの好きな人目線！ ページ18

病院では、痛々しい姿になった、君がベッドで寝ていた。
いろいろな管がつながれていた。
今は、夜中の二時半だった。
君のお母さんは、君に突っ伏して、泣きながら寝ていて、
ゆうたんと夕は、二人で、お互いの頭を支えあいながら、病室の椅子の上で寝ていた。
俺も寝ていたけど、今の時間になって起きてしまった。
お医者さんから言われたことを思い出す。

「もう、助かることはない、このまま、一日も持つかどうか。」

と、言われた。俺はどうしていいかもわからなかった。
一つだけ、確かなことがあって、それは、
「俺には、どうにもできないということ。」
それだけは、事実で、だからと言って、俺が動いてもこの状況が変わらない。
俺は、君のベッドのとこまで行って、君の顔を覗き込む。
まだ、生きているのに、まだ、息をしてるのに、助けられないってっ、そんなことがあっていいのか
俺の目から、涙が出てくる。
俺は、君の目を見つめながら、目を、一、二回こすった。
すると、君の目が開いた。
俺は、驚いた。もう、助からなかったはずの君が、目を覚ましたんだ。
いろいろしたことはあったけど、君の目が、僕を見つめていて、何かを言っているようで、口が動いていた。
俺は君の口に耳を近づけた。

「しゅ、、ん、、く、ん、、、だ、、い、、す、き、、だ、、よ、、」

君は、少しずつで、とぎれとぎれだったけど、そう確かに聞こえた。
俺の顔は、涙でいっぱいになる。
俺も、返事をする。

「俺も、大好き。」

というと、君は、確認したように、一言何かをつぶやいて、嬉しそうに瞳を閉じた。
俺は、起きていたということを伝えるために、ナースコールを押そうとした。
「zrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrr」
何か大きな音がした。
それは、君につながられている、機械からの音だった。
その大きな音には、みんなが気付いて、飛び起きた。
お医者さんが、やってきて、何かを確認して、よく、ドラマで見るような言葉を口にした。
ああ、君は、いなくなったんだね。
そう思い、俺は、、、俺も、瞳を閉じて、静かに泣いた。
君がいなくなった日は、
「七夕」
七夕になって、二時間で君はいなくなった。
樹里に会えたかな？
彦星と、織姫が、唯一会える日に、君と樹里が、会えた日。
頑張ったね、君には、いなくなってほしくなかったし、これからもずっと笑ってほしかった、でも、きみと、樹里が、会えたなら、と思ってしまった。
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こんにちは！こんわたです！
今日は、長くなりましたね。
では、また明日！

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