【天月】浮気しているのならば私も。【そらる】 (ページ3)

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浮気されたので。２ページ3

しばらくして、「ごめんね行こうか」と部屋から出てきたそらるさんに『はい』と返してソファーから降りた

ドアを開け外を見るとやはり明るくて思わず目を細めてしまう

そらるさんはその様子がおかしかったのか「ふふっ」と笑った

「いやぁ可愛くってつい…」
と、笑顔で私の頭をなでながら言うそらるさん。

少しの間そのままなでられていた私は気持ちよくてつい目を瞑ってしまう

「猫みたいだな」
『そうですか？そらるさんのほうが猫っぽいと思いますけどね』

「そうかな」
それから私の頭から手を離したそらるさんは私の手を取って
「じゃあ行きましょうか、お姫様。」
とよくわからない言葉を発した

『もうっ！さっさと行きますよっ！』
少し照れたのを俯いて隠す

「ドキッとした？」

『…した…』

「かわいい」
『うるさいです』

そらるさんは天月より、優しかった
そらるさんは天月より、私のことを大切にしてくれた
そらるさんは天月より…

自分を愛してくれると思った

「今日は付き合ってくれてありがとう…」

『いえいえ！楽しかったです！また行きましょうね！』

「ホント！？また一緒に行ってくれる？」

『もちろんです！誘って下さい！』

もう辺りは暗い
スマホで時間を見てみるともう20時を超えていた