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「 ただいま〜〜 」
扉を開けて、ただいまっていって前を見ると明らかにアカン空気でした。
「 ……え？ 」
キモいぐらいに真面目な顔してます。
……いや、状況説明。
て「 A、話したい事がある。 」
「 えっ、…うん、 」
一時間も買い物した癖にお茶とアイスしか買っていない証拠となる袋を下ろして、早ある気でリビングへと向かいます。
て「 東海オンエアは解散することになりました、 」
その場の空気と、言葉の重さが合わさって私を苦しめる。
どうして？あんなにやってきたのに。
疑問は山程あるけれど、フリーズしたまま。
虫「 …えっとね、どうしてかって言うと、 方向性の違いなんだ。 」
嫌に淡々と話す虫さんの言葉が上手く脳内で構成されない。
否、理解しようとしていない。
て「 ……ごめん、A。 」
「 話し合いがあったなら私も入れてよ、そうしてくれたらもっと良い案が出てきたかもしれないじゃん。仲間外れして、その上に東海オンエア解散なんて出来る訳ないやん、 」
「 私はそんな言いなりになりたくない。東海オンエア解散します、はいそうですかで終わらせる程簡単にやってきてる訳じゃないの 」
脳内で上手に言葉を1つずつ形成して、言葉を産み出す。
昔となんら変わりはしない。
何時だって、心からの言葉なんてなかった。
でも、今は心からの言葉を発してる。
" どうにかして説得しないと " なんて考えが出て、また形成しようとするけど、これじゃどうにも無理そうで。
虫「 話、落ち着いて聞いて。 」
「 今更落ち着いて聞けるわけないじゃんか、 」
今にも、泣いてしまいそうだった。
声が震えて、気付けば一音漏れて。
そして、涙が伝って。
……甘えてばっか。
それこそずっと変わらない、変わろうとしない。
て「 ごめん、 」
謝りの言葉なんて聞いても、ブレーキはきかない。
もう、終わってしまうの？
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作者名：しの。 | 作成日時：2019年4月18日 20時
