【実況者】私達のうるさい日常では色んなことが起こるのです。【湯豆腐】 (ページ33)

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見事な戦略ページ33

＊Aside

勝ちを確信している時、隣のとわぽんが何かに気付いたようにハッと目を見開いて、腰を浮かせた。

それを見たうっしーは、おたまを持って鍋を混ぜようとする。

鍋を…混ぜようと…？

…まさかっ！！！

牛「はーい鍋の中身はちゃーんと混ぜましょうねー？」

ｔ,貴「大事なバリケードがぁああ！！！」

そう、うっしーは鍋の中身をおたまで下から掬うようにして混ぜ出したのだ。

つまり、私が作ったバリケードが、豆腐の位置が、変わってしまった。

やられた…っ！！最初から、うっしーはこれが目的やったんや！！

ふ「え？どうしたん？」

湯「なんや二人とも、大声出して」

牛「そーだよどーかしたかぁー？」

貴「うっしーそれは反則やろ！！」

牛「えー何がー？だって鍋はちゃんと混ぜないと美味しくないだろ？」

ｔ「混ぜなくても美味しくないわ！！」

いつものとわぽんの的確なツッコミが入るが、うっしーは混ぜ続けている。

くそっ…！！うっしーには作戦がバレてたというのか…！！

そして絶望する私ととわぽん。

…って、あれ？

なんでとわぽんも絶望しとるんや？

貴「まさかとわぽん…！！」

ｔ「…なんですか？」

貴「とわぽんも私のバリケードを利用するつもりやったんか！？」

ｔ「…知ってどないするんです？まぁそうですけどね」

貴「やっぱりか…！」

ふ「とわぽんもAもどないしたんや…？」

湯「バリケード作っても汁は入ってくるけどな…」

とわぽんも利用するつもりで、うっしーはそれらを破壊するつもりで…。やっぱり闇鍋は闘いやな…！

今回はうっしーの作戦に気付けなかった私達の負けです。

よし、もう潔く闇鍋を楽しもう。

牛「いやー、大体混ざったわ。混ぜてる感じから言うと食べたくないわ」

湯「せやろな」

ふ「まぁ取り敢えず食べましょやー！！」

貴「せやね！！それぞれ取りましょう！」

ｔ「Aさん、私の取ってください」

貴「おーけー具沢山な」

ｔ「それはやめて」

それぞれ自分の器に取ると、もうそれは異色を放っていた。