34：嘘 ページ34
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母「………」
2人の様子を見た母は変な勘違いをして嬉しそうに口元を緩めた
母「そっか……よかった〜// 別れたって聞いて心配してたけどあなた達ヨリ戻したのね！」
A「えっ…」
母「なんだ〜なら離れたくないわよね笑 そうよね！恋人の側のほうがいいに決まってる……うんうん！…ッ、」
一気にパッと明るくなったかと思えばベクの手を握り祈るように頭を下げたオンマにベクもAもたじろいでしまう
母「ベクありがとう…ほんとにありがとうッ Aのことであなたに頼ってばかりで申し訳ないけどAの側にいてくれてありがとう」
BK「…… 汗 」
ほんとのことを言わなきゃいけない
わかっているのに言葉が出てこない
どうしていいか焦っているとズシっと体が重くなり、顔をあげるとAのアッパにオンマごと抱きしめられていた
父「ベク…ッ、お前には感謝してもしきれないよ。もう俺たちは家族だ…ッ…俺の息子になるのはお前しかいないよ…」
Aのアッパに遊んでもらった記憶がぶわっとフラッシュバックした
一緒にキャッチボールをしてくれて、俺がうまくキャッチできた時の笑顔
自転車が乗れなくて転んだ俺を何度も起こしてくれた力強い腕
泣いた時はおっきな手で撫でて励ましてくれた
俺がいつも頼ってきたアッパの弱々しい声に胸がぎゅーっと締めつけられる
それと同時に涙腺が緩んで視界がぼやける
俺の中でAの両親は理想の夫婦そのもので
穏やかで、でもどこかおっちょこちょいなオンマ
そしてそんなオンマを優しく支える頼りになるアッパ
結婚したらこんなふうになりたいなって思ってた
結婚したら………
自然とAに目がいってしまった
どうしていいかわからなくて困った表情のAと視線がぶつかる
…………そうだ、
俺の理想の結婚像には必ずAが隣にいた
Aが何も言わないベクを見かねて口を開こうとした瞬間、ベクが目くばせして " やめて " と首を横に振った
いけないのはわかってる
BK「…うん、報告遅くなってごめんね？またAの彼氏としてよろしくお願いします。」
嘘がバレるまではこの人達の家族になれる
そう思ったら勝手に口が動いていた
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終わり
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GLORIA(プロフ) - 早く続きが読みたいですっ！！！！ (2022年7月6日 4時) (
レス) id: 92d983f9a9 (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - ベッキョンズルイな、仕方ないか…ぎょんちゃんは、少し心開き始めた！時間がかかるけど、ヒロインちゃんも、ぎょんちゃんに惹かれる＾＾ (2022年3月4日 9時) (レス) @page34 id: ad9fb4057b (このIDを非表示/違反報告)
沙奈(プロフ) - 更新ありがとうございます😭通知見た瞬間嬉しくて即読ませてもらいました！！！また更新待ってます🙇♀️🙇♀️ (2022年2月7日 16時) (レス) @page34 id: b78089cf13 (このIDを非表示/違反報告)
ねこたん(プロフ) - 続き待ってます✨応援してます💪 (2022年1月13日 21時) (レス) @page31 id: d1f46be94a (このIDを非表示/違反報告)
沙奈(プロフ) - いっきみしてしまいました！更新楽しみに待ってます！！！ (2021年10月17日 23時) (レス) @page31 id: b78089cf13 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぼん
| 作成日時：2017年3月19日 15時
