露天風呂 ページ13
ヨ「こんなに綺麗な宿初めて！」
ヨナの弾んだ声が聞こえる。ドアの向こう側から。
そう、私はこの貸し切り露天風呂に入っていない。確かにこの露天風呂は整備がしっかりされていて、風景もなかなかのものだ。だが正直言って、私はあまり風呂に興味はないし、風景にもこだわりはない。極み付けはこの宿にヒヨウがいることだ。麻薬が流れてるこの宿で、見張りなしでほのぼのと風呂に入れるものか。
リ「あんたは入らなくていいの？」
貴「ええ。」
テ「遠慮しなくてもいいですのに。」
貴「別に遠慮なんてしてないわ。足に少し深めの傷があってね。せっかくの貸し切り露天風呂に入れないのよ。」
本当の理由は言わないが、傷があるのは事実だ。嘘をついたことにもなりはしない。
扉のあっち側から聞こえる会話を聞くと、やはりハクと繋がりがあったらしく、アユラやテトラが気にしている。
そして男湯からも、何やら楽しそうな声が聞こえてくる。背中の流しっこでもしているのだろうか？しかしその中に、なにか不穏な気配を感じる。ナダイのような、冷たくまとわりつく気配…。この嫌な気配はきっとヒヨウの物だろう。
ヒヨウが出てきそうだったので、見つかったらめんどくさいな。なんて思い、ヨナ達に部屋に戻ると言い、私はその場を離れた
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緋鎖闇(プロフ) - お話面白いお話でつい読みいって時間を忘れてしまいました！これからも更新頑張ってください！ (2016年3月22日 6時) (
レス) id: dc7ea6553c (このIDを非表示/違反報告)
李翔(プロフ) - 更新停止してしまうなんてもったいないです (2016年3月5日 8時) (レス) id: d018642a1d (このIDを非表示/違反報告)
獅子王(プロフ) - 面白いです！更新頑張って下さい！ (2015年12月14日 15時) (レス) id: cf45032fbb (このIDを非表示/違反報告)
akira(プロフ) - 更新してくれてよかったです！これからも頑張ってください (2015年9月25日 22時) (レス) id: d018642a1d (このIDを非表示/違反報告)
akira(プロフ) - 更新停止してしまうんですか！！面白いのに (2015年9月23日 20時) (レス) id: d018642a1d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：琥珀 | 作成日時：2015年6月18日 21時
