番外編「探偵社の皆が太宰さんの黒の時代のあの写真をみたら」 ページ40
太宰「おや、懐かしい写真だね」
そういって後ろから顔を覗かせたのは私の上司兼恋人の治である
文面だけ見ると治は本当に懐かしむように言っているが、実際は低い声で少し怖い
A『坂口さんから貰ったんです。ちなみに坂口さんもこの写真大事にとってますよ』
太宰「‥‥安吾が、ねぇ」
治は私が持っている写真に目を向けた。
その視線には軽く殺気も見える
あぁ…ヤッパリ許してないのか。
などと思う
敦「?Aさん、その写真なんですか?」
私が持っている写真に興味を示したのか、敦君が覗いてきた
敦「あれ…もしかして太宰さんですか?」
太宰「よく分かったね敦君」
敦「へえ…何歳の頃ですか?」
太宰「18かな」
A『今とあまり変わらないですよね』
太宰「ちょっとA、それどういう意味?」
A『いい意味でですよ』
私がそういうと不満そうな顔をする治は、溜息をついた後、自分の椅子に座った
ちなみに敦君はまだ写真を覗いている
それに釣られて、谷崎兄妹、賢治君と続いて、与謝野女医、そしてついには国木田さんまで一枚の写真を覗いている
国木田「これがマフィアの時の太宰か…今と変わらず仕事真面目にしてなさそうだな」
A『いや今よりは仕事してました…事務仕事はそんなにですが』
与謝野「へぇ、今よりも怪我が多いねぇ・・」
A『昔から自i殺マニアですからね』
賢治「なぜ頭に包帯をしているんですか?」
A『あぁ‥堅豆腐を頭にぶつけて死ぬという自i殺を試したせいですね』
谷崎「今よりも雰囲気が‥こう、怖い?ですね」
A『ポートマフィア史上最年少幹部ですしね』
ナオミ「いつ幹部になったんですの?」
A『16ですね』
鏡花「酒場…」
A『マフィアですから、未成年飲酒は犯罪のうちに入りませんよ』
敦「あの、この二人って…」
太宰「ちょ、なんで皆そんな一つの写真にそんな興味を持っているんだい?あとAはなんでそんなに知っているんだい!?」
治が敦君の言葉を遮って言った
あぁ、言葉にしたくないのか
私は気づかないふりをした
A『彼から聞きました。というか聞かされてました』
太宰「もう…彼はほんと読めないよ」
A『彼は天然ですからね』
治は頭を抱えていた
彼の天然ぶりはすごいしなぁ、と私も軽く上の空だ
会いたいよ、織田作さん
326人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「文豪ストレイドッグス」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
かき氷 - 話が深いっ!セリフも深いっ!もはやマリアナ海溝だっ!!←何言ってんだこいつ((どうやって思いついたんだろう…もしかして…(ry (2022年11月4日 12時) (レス) @page45 id: 3cc8562ddc (このIDを非表示/違反報告)
白雪(プロフ) - 更新ありがとうございます。ゆっくり気が向いたとき、夢歩さんの作成楽しみに読ませていただきます (2020年4月4日 12時) (レス) id: 8d468bef63 (このIDを非表示/違反報告)
Liar/夢歩@12301(プロフ) - 白雪さん» レスが遅くなってしまい申し訳ございません。ありがとうございます!頑張ります! (2019年8月9日 18時) (レス) id: 197c215e5b (このIDを非表示/違反報告)
白雪(プロフ) - 夢歩さんの書く夢小説大好きです!!!!応援してい!!!! (2019年2月7日 2時) (レス) id: acff4ac6b0 (このIDを非表示/違反報告)
Liar/夢歩@12301(プロフ) - 五月雨花火さん» ありがとうございます!そう言っていただけてとても嬉しいです!これからも頑張ります! (2018年7月16日 14時) (レス) id: ef76fae79e (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:Liar/夢歩@12301 | 作成日時:2018年2月14日 0時