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太宰「わぁ、こんな豪華なご飯久しぶりにみたよ」

A『久しぶりに頑張って作りました』

太宰「Aは多彩だねぇ……うん、美味しい」

A『お口に合って良かったです』

その後もくだらない会話をした

そして食べ終わった時

私はふと思った事を治に聞いた

A『治』

太宰「なんだいA」

A『…貴方の心に降り続ける雨は、止みましたか?』

太宰「……」

沈黙がその場を支配した

ピシリとした空気

治の顔はうつむいているためよく分からないが、恐らく無表情だろう

やがて、治はあきらめたように肩を竦め顔を上げ微笑んだ


太宰「矢っ張りAには適わないね。答えはね…ほんとんどは止んだよ」

A『そうですか…』

矢っ張り、恋人になっても彼の孤独を埋めることはできやしない…か


太宰「なんか…ごめんね?」

A『いいんです。貴方の雨を止めるのが私の役目ですから』

太宰「A‥」

A『そんな泣きそうな顔しないでください。私まで泣いてしまいます』

治はさらに泣きそうになる

というか半泣きだ

私は治を抱きしめた

泣いてもいいという意味を込めて頭を撫でる

すると治は私の肩に顔を埋めた

太宰「ご、めん…あり、がとう…!」

A『いいんです。治の抱える暗闇に私も引きずり込んでください』

太宰「ふっ…うっ‥うあぁ…A…っごめ、ん」


それからしばらく治は泣いて、やがて泣きつかれたのか、そのまま眠った

その顔はまだ少し幼さが残っている


時々思う

治は、周囲を巻き込む道化師ではなくて、自分自身を騙す道化師なんじゃないか

時折見せる、一切光を宿していない、世界の深淵を見ているかのような目をしている時が

治の素ではないのか



___《A、太宰を完全じゃなくていい、理解してやれ。俺の代わりにな》



ねえ織田作


君のあの言葉は、私に対する遺言だったの?


織田作、私、どうすればいいんだろうね


私は、治の抱える闇に引きずり込むことはできるのかな

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かき氷 - 話が深いっ!セリフも深いっ!もはやマリアナ海溝だっ!!←何言ってんだこいつ((どうやって思いついたんだろう…もしかして…(ry (2022年11月4日 12時) (レス) @page45 id: 3cc8562ddc (このIDを非表示/違反報告)
白雪(プロフ) - 更新ありがとうございます。ゆっくり気が向いたとき、夢歩さんの作成楽しみに読ませていただきます (2020年4月4日 12時) (レス) id: 8d468bef63 (このIDを非表示/違反報告)
Liar/夢歩@12301(プロフ) - 白雪さん» レスが遅くなってしまい申し訳ございません。ありがとうございます!頑張ります! (2019年8月9日 18時) (レス) id: 197c215e5b (このIDを非表示/違反報告)
白雪(プロフ) - 夢歩さんの書く夢小説大好きです!!!!応援してい!!!! (2019年2月7日 2時) (レス) id: acff4ac6b0 (このIDを非表示/違反報告)
Liar/夢歩@12301(プロフ) - 五月雨花火さん» ありがとうございます!そう言っていただけてとても嬉しいです!これからも頑張ります! (2018年7月16日 14時) (レス) id: ef76fae79e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Liar/夢歩@12301 | 作成日時:2018年2月14日 0時

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