番外編「眠れない」�� ページ43
「……そう言えば、夜咲さん」
A『はい？』
「貴方、もう薄々気づいているのでしょう？」
何を、と聞かなくても分かった
依頼の根本の事だ
依頼とは、なにかが手につけられなくなったから頼むのではない、目的があるから頼るのだ
そして彼女の目的は私をこの世から消すことだ
メタイ事を言うと、� ↓△諒犬任呂い錣覆�ったが、彼女の部屋にはカップル特有の物がない
つまり、ペアルックも、それに近いものもないのだ
A『えぇ、貴方は私をこの世から消したいのでしょう？』
「そうよ、私はあなたを消すために依頼した」
その言葉を聞いて口角が上がる
可笑しくて仕方がない
同じ人間が、同じ人間を殺すだなんて、そんな面白いことがあると思うか？
声に出さないようにするのがやっとだ
おおよそ、太宰さん絡みだろう
A『ふわぁ〜』
くだらなさすぎて欠伸が出る
やっぱり寝なかったのは不味かったなぁ
「あら、寝不足ですか？」
A『ええまぁ』
「そんな状態でなぜ依頼を引き受けたのです？」
A『愚問ですね、仕事だからですよ』
「そうですか・・・」
奏生さんは感情の無い目で手元の、どこからか出したナイフを見つめる
どこか、太宰さんに似てるな、と思った
あの人も確か、人を殺める時は感情なんてなかったな
お似合いじゃないか
A『貴方は、太宰さんに似てますね』
「あら、気づいてたんですね。あの人絡みのこと」
A『まあ、こういう面倒ごとは、大抵あの人ですから』
「そうですね、本当に面倒ごとを引き起こす御方です」
そう言って奏生さんはナイフの先を私に向けてきた
「疲れました、あの人と関わるのも」
A『じゃあ、関わるのをやめれば良いじゃ無いですか』
「そうもいかないんです・・・人の心というのは」
嗚呼、困ったな
心理学はあまり得意じゃないんだけど
A『では、何故あなたは私にナイフの先端を向けているんですか？』
「さぁ・・・消すため、ですかね」
A『何故消したいんですか？』
「何故でしょう、でも消さなきゃって思って」
サイコパスだなぁ
でも、分かるかもしれない
特に理由も無いのに、消さないといけない、と思ってしまうこと
自分の中のドス黒い獣に、寒気がした
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かき氷 - 話が深いっ！セリフも深いっ！もはやマリアナ海溝だっ！！←何言ってんだこいつ（（どうやって思いついたんだろう…もしかして…（ｒｙ (2022年11月4日 12時) (
レス) @page45 id: 3cc8562ddc (このIDを非表示/違反報告)
白雪(プロフ) - 更新ありがとうございます。ゆっくり気が向いたとき、夢歩さんの作成楽しみに読ませていただきます (2020年4月4日 12時) (レス) id: 8d468bef63 (このIDを非表示/違反報告)
Liar/夢歩@12301(プロフ) - 白雪さん» レスが遅くなってしまい申し訳ございません。ありがとうございます！頑張ります！ (2019年8月9日 18時) (レス) id: 197c215e5b (このIDを非表示/違反報告)
白雪(プロフ) - 夢歩さんの書く夢小説大好きです!!!!応援してい!!!! (2019年2月7日 2時) (レス) id: acff4ac6b0 (このIDを非表示/違反報告)
Liar/夢歩@12301(プロフ) - 五月雨花火さん» ありがとうございます！そう言っていただけてとても嬉しいです！これからも頑張ります！ (2018年7月16日 14時) (レス) id: ef76fae79e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Liar/夢歩@12301 | 作成日時：2018年2月14日 0時
