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「そういえば、なんで僕に会いたかったんだ?」
「人を探してたんだって。
その人は槍を使って戦い、黒い方士の服を着ているらしい。そんなの、君しかいないだろう?」
「確かに、僕以外にそんな人見たことがないけど」
パイモンもとっくに饅頭を食べ終わっていて、
腕を組み頭を傾けた。
「うーん…説明が難しいな…。魔神オセルを倒したあの場に星がいたんだ。璃月に来てから見たことない人だったからどんな人か気になって…」
「星がそんなとこに?なんで?」
「いや?僕はいなかったけどなあ…。
その時は夜に備えて寝てたし…」
「でも確かに見たんだ…」
「うーん…。僕以外に黒の方士の服着てる槍使いなんて居たかなあ…」
「そうかあ…。じゃあ振り出しに戻っちゃったな」
「力になれなくてごめんな」
星は力なく笑うと
「ん、もう日も落ち始めた。僕は行くよ」
席を立った。
「オイラたちも行くぞ!
重雲、行秋、それから星!ありがとな!」
「僕らはもう少しここにいるよ。またね」
旅人が店から出てすぐ、星がすれ違いざまに
「そんなにその人のことを知りたいのなら、
このあと望舒旅館に来てくれ」
「え?」
「旅人ー?どうしたんだ?早く行こうぜ!」
「じゃあね」
ひとつ手を振ると、城外へと歩いて行った。
「星となにかあったのか?」
「…」
「次はどこに行く?もう誰に聞いてm…」
「…望舒旅館に行こう」
「やっぱ星となんかあったんだな!早速行こう!」
旅人とパイモンは、近場のワープポイントへと向かっていった。
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てら(プロフ) - ページ1の1行目、タルタリ"ア"ではなくタルタリ"ヤ"です…細かいことですみません🙇♀️ (7月2日 21時) (レス) @page1 id: 372b4e8b3a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆっく | 作成日時:2023年3月24日 22時