【原神】仙人でも夜叉でもない。凡人でもない。 (ページ4)

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初対面ページ4

「やあ旅人、パイモン」
「こんにちは」

昨日のように万民堂に集合した4人。
パイモンは、ようやくお目当ての人物に会えるとワクワクしていた。

「重雲！行秋！オイラたち遅れたか？」

「いや、まだあいつも来てないし大丈夫だよ」

「まああいつはもう少しかかるだろうけどね」

万民堂でオヤツといいパイモンがピリ辛蒸し饅頭を頼んで食べていると、遂にその人は来た。

「香菱！今日の香菱のオススメを頼む！軽めの！」

「はーい！重雲たちならそこにいるよ！」

「ありがと！やあ、おはよう重雲。行秋も。
僕に会いたい人たちってそこの旅人かな？」

黒い方士の服を身に着けた少年は重雲のとなり、
空いている席に座った。

「オイラもいるぞ！」

「初めまして旅人、それから…小さいの」

「小さいのじゃない！パイモンだ！」

「ごめんよ。初めまして、パイモン。僕は星。
旅人、璃月を救ってくれてありがとう。
僕にとって、璃月は大事な場所だからね」

「大したことじゃない」

「それでも僕にとってh…」

「はいこれ、朝ご飯でしょ？」

「あ、うん。ありがとう」

香菱が持ってきたのは水晶蝦だった。

「待ってくれ！オイラの聞き間違えじゃなかったら､朝ご飯って言ったか？それに、そういえばおはようとも言ってたよな？もう5時も過ぎてるぞ…？」

「僕の仕事は夜だからね、さっき起きたばっかなんだ。君たちのために、すこーし早起きしたけど」

「え、じゃあ今から仕事に行くのか…？方士の？」

「そうだよ。僕は方士。
璃月のみんなが安心して夜を明かせるように、
僕は夜、璃月の見回りをしてるんだ。
だから表立って感謝されることはないけどね」

彼は水晶蝦を食べながらこのことを教えてくれた。

「それに、純陽の体も、
夜のほうが涼しいし暴れにくいんだ」

「こいつも純陽の体なのか！？」

「そうだよ。だけど星は妖魔をたくさん倒すんだ。羨ましいよ…」

「重雲もきっと制御出来るようになるよ」

「そうだといいなあ…」

憂鬱そうな顔になった重雲を軽く励ました。

「ああ。…香菱！この水晶蝦すごく美味しいよ！」

「もちろん！私のおすすめだからね！」