下がらない熱 ページ6
EH「良かったね…今日は何も言われなくて…。」
近づいてきたウニョク。
耳元に顔を寄せて囁いた。
DH「昨日散々言われたさ…。」
EH「え…なんて？」
DH「暫くサキに会うなって…。」
EH「それで…？サキさんにはなんて…？」
DH「そのまま言えるもんか…。仕事が忙しくて暫く帰れないって言ってある…。」
EH「そっか…。サキさん落ち込んでなかった？」
DH「大丈夫だって…。お仕事頑張れってさ…。」
EH「ユイちゃんは…？」
DH「いい子で待ってるからまた絵本読んでねって…。」
ウニョクは小さくため息をついてテーブルにお尻を落とす。
EH「辛いね…ドンヘ。」
DH「なぁ…ヒョク…。」
EH「ん？」
ドンヘは歪んだ顔を向けた。
DH「時間が止まるなんて事…あると思うか…？」
EH「え？」
今朝の保育園での不思議な出来事。
ドンヘはウニョクに話す。
EH「何それ…。」
DH「俺も分かんね…。」
でも…
少なくとも…
俺がユイを連れて来たという認識は…
無かったみたいだった…
EH「よく…分かんないけどさ…騒ぎにならなかったんだから…いんじゃない？」
DH「まぁ…そうなんだけど…。」
そうまとめられたらそれで終わってしまう。
EH「もっと明るい顔してよ。」
ポンと叩かれた肩。
ドンヘはウニョクに笑顔を見せる。
じゃれてくるメンバー達。
ドンヘの周りにはいつもと同じ笑顔が満ち溢れていた。
良かった…
王子様が笑顔になって…
天使は王子に笑顔が戻ってとても嬉しい気持ちになりました。
それから数日後…。
サキの家に帰れなくなったドンヘは毎日仕事が終わってからの連絡を欠かさなかった。
DH「何か変わった事ないか…？」
決まってそう切り出す。
いつもなら「大丈夫よ、心配し過ぎ。」と明るい声が返って来るのにその日は…。
ｻｷ「ユイが熱を出して…。3日前から全然下がらないの…。」
DH「え…？」
泣きだしそうなサキの声。
DH「病院は…？」
ｻｷ「毎日連れてってるけど…風邪だから…薬飲んで様子を見てくれって…。」
DH「ユイ何してる？」
ｻｷ「さっき座薬を入れたから…眠ってるわ…。」
DH「明日…仕事前にそっちに寄るよ…。」
ｻｷ「でも…。」
DH「大丈夫。午後からだから。朝一番で行くから。」
ｻｷ「うん……。」
ドンヘは顔を歪めて携帯をギュッと握りしめながら、サキを精一杯励ました。
自室の窓に手をついて頭をもたげた。
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ゆちょみん(プロフ) - 慧さん» ご無沙汰していました！遊びに来て頂いてありがとうございます！ご期待に添えるかどうか分かりませんが、楽しんでもらえたら嬉しいです^^ (2013年6月1日 0時) (
レス) id: dc9a7e9a2f (このIDを非表示/違反報告)
慧(プロフ) - 新作おめでとうございます。今回も楽しませて頂きます！ (2013年5月31日 22時) (レス) id: 35097dfc61 (このIDを非表示/違反報告)
ゆちょみん(プロフ) - ミーキーさん» ありがとうございます！たくさん涙腺緩んでください！更新頑張ります！ (2013年5月30日 22時) (レス) id: dc9a7e9a2f (このIDを非表示/違反報告)
ミーキー(プロフ) - もう、本当に泣きそうです。続きがすごく気になります^^更新頑張って下さい♪ (2013年5月30日 22時) (携帯から) (レス) id: 3a63ee8a7f (このIDを非表示/違反報告)
ゆちょみん(プロフ) - はなさん» ありがとうございます！お読み頂いてホントに嬉しいです^^ もう少し続きますので、どうぞ最後までお付き合いください♪ (2013年5月30日 22時) (レス) id: dc9a7e9a2f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆちょみん
| 作者ホームページ：http://ameblo.jp/yuchuming/
作成日時：2013年5月27日 19時
