大好きな匂い ページ37
その頃病室では…。
ﾏﾈ「喜びは尽きないが、お前達仕事抜け出してきただろ？」
YS「あー…そうだった…。」
KH「収録の途中で飛び出してきちゃったんだった。」
みんなドンヘが目を覚ました事が嬉しくて、仕事を放り出していた。
ﾏﾈ「こっちでフォローしてやるから、取りあえず1度戻るぞ。」
SW「ドンヘ、また来るね。」
DH「あぁ。みんなありがとう。」
SM「ゆっくり寝て。」
DH「そうするよ。」
騒がしかったICUからマネージャーがみんなを連れ出す。
DH「ねぇ…ヒョクは？」
ﾏﾈ「ん？そう言えばさっきから姿がないな…。」
DH「どこ行ったんだろう…。」
ﾏﾈ「あいつは今日オフだから、そのうち戻って来るだろ。また来るからな。ドンヘ。」
DH「うん。ありがとう。」
ICUが静かになると、すぐに開かれる扉。
DH「あ、帰って来た。みんな仕事行っちゃったよ。」
EH「どうりで静かだと思った。」
クスッと笑うウニョクは後ろを振り返る。
ウニョクの背中に隠れるように立っていた人影。
EH「ほら。大丈夫だから…。」
首をかしげるウニョク。
軽く手を引っ張ると、顔を見せたのはAだった。
一瞬驚いた顔を見せたドンヘが笑顔になって行く。
DH「A…。」
背中をポンと押される。
戸惑った顔で俯く。
EH「心配して来てくれたんだよ。」
そう言われてドンヘは腕を伸ばした。
DH「こっちに…。」
Aはその手をジッと見つめると、躊躇って手を伸ばす。
小さな手を逃がさないように掴むと、少しだけ引き寄せた。
ベッドの端に腰を下ろす。
小さな顔…
細い身体…
長い髪…
真っ白なワンピース…
大きな手が頭をそっと撫でる。
DH「…元気だった…？」
「…はい…。」
DH「急にいなくなって…心配してたんだ…。」
「ご…ごめんなさい…。」
ドンヘは腕をAの体に回すと、そっと抱き寄せる。
DH「ありがとう……。来てくれて…。」
この匂い…
あの部屋に漂っていた…
王子様の匂い…
DH「A…嬉しいよ…。また会えて…。」
耳元で囁かれるような声に、Aは驚きを隠せない。
王子様が…
私に会えて嬉しいって言った…
ありがとうって…
Aは心が震える程喜びと幸せに満ちて、ドンヘの体に細い腕を回そうとした。
その時…。
ｻｷ「ドンヘ！？」
ICUに飛び込んで来たサキ。
その腕にユイを抱えていた。
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ゆちょみん(プロフ) - 慧さん» ご無沙汰していました！遊びに来て頂いてありがとうございます！ご期待に添えるかどうか分かりませんが、楽しんでもらえたら嬉しいです^^ (2013年6月1日 0時) (
レス) id: dc9a7e9a2f (このIDを非表示/違反報告)
慧(プロフ) - 新作おめでとうございます。今回も楽しませて頂きます！ (2013年5月31日 22時) (レス) id: 35097dfc61 (このIDを非表示/違反報告)
ゆちょみん(プロフ) - ミーキーさん» ありがとうございます！たくさん涙腺緩んでください！更新頑張ります！ (2013年5月30日 22時) (レス) id: dc9a7e9a2f (このIDを非表示/違反報告)
ミーキー(プロフ) - もう、本当に泣きそうです。続きがすごく気になります^^更新頑張って下さい♪ (2013年5月30日 22時) (携帯から) (レス) id: 3a63ee8a7f (このIDを非表示/違反報告)
ゆちょみん(プロフ) - はなさん» ありがとうございます！お読み頂いてホントに嬉しいです^^ もう少し続きますので、どうぞ最後までお付き合いください♪ (2013年5月30日 22時) (レス) id: dc9a7e9a2f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆちょみん
| 作者ホームページ：http://ameblo.jp/yuchuming/
作成日時：2013年5月27日 19時
