最悪の事態 ページ32
救急車で運ばれたドンヘ。
医者達の懸命の救命処置のお陰で命は取り留める事が出来た。
ICUのベッドの横でドンヘの手を握って泣いているサキ。
怯えた顔でサキにしがみついているユイ。
そして、駆けつけたSUPERJUNIOR達が目覚める事のないドンヘを見ていた。
EH「ドンヘ…嘘でしょ…？」
ウニョクはベッドの横でドンヘを揺すった。
EH「ねぇ…目を覚ましてよ…。ドンヘ！！」
歪んで行くみんなの顔。
ウニョクはボロボロ涙を落とす。
その涙がドンヘの手に落ちても、指先ひとつ動かす事は出来ない。
一番後ろでその様子を見ていたマネージャーは目を閉じて大きなため息をつく。
泣いているサキの肩をポンと叩く。
ﾏﾈ「少しいいですか…？」
サキは慌てて涙を拭うと頷いた。
SW「ユイちゃんを…。」
シウォンが伸ばした手でユイを抱きあげる。
ｻｷ「ごめんなさい…。少しお願いします。」
SW「はい…。」
小さく頭を下げてマネージャーと一緒にICUを出た。
救急のロビー。
ドンヘが運ばれてきた時の騒ぎが嘘みたいに静かだった。
ﾏﾈ「こんな時に申し訳ないが…もうドンヘに近づくのは辞めて頂きたい…。」
背を向けたままのマネージャーの言葉を、サキは俯いて聞いた。
険しい顔をして振り返る。
ﾏﾈ「こうなってしまった事を言っても仕方無いが…あなたはこれがどんな大変な出来事か分かってるんですか？」
何も言い返せないサキ。
ﾏﾈ「お嬢さんが無事だったのは幸いだが…ドンヘはもう目を覚まさないかもしれないんだ…。」
マネージャーは大きな拳をギュッと握りしめた。
ﾏﾈ「何度も言ったんだ…やめておけと…。」
声を震わせる。
サキは深々と頭を下げる。
ｻｷ「申し訳ありません……。」
ﾏﾈ「謝って済む問題じゃないんですよ！」
思わず大きくしてしまった声がロビーに響いた。
YS「声が大きいよ…。」
心配になって様子を見に来たイェソンが止めに入る。
ﾏﾈ「とにかく…もう二度とドンヘに近づかないでください…。」
サキの横を通り過ぎるマネージャー。
入れ換わるようにイェソンが近づいてきた。
YS「ごめんなさい……。マネも取り乱しているだけだから…。」
そう言われてサキは首を横に振る。
ｻｷ「いいの…。言われて当然…。」
YS「みんなも動揺してるから…ユイちゃんも…今日は帰って休んで…。」
そのタイミングでシウォンがユイを連れて来た。
たくましい腕から細い腕へ小さな身体が手渡された。
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ゆちょみん(プロフ) - 慧さん» ご無沙汰していました！遊びに来て頂いてありがとうございます！ご期待に添えるかどうか分かりませんが、楽しんでもらえたら嬉しいです^^ (2013年6月1日 0時) (
レス) id: dc9a7e9a2f (このIDを非表示/違反報告)
慧(プロフ) - 新作おめでとうございます。今回も楽しませて頂きます！ (2013年5月31日 22時) (レス) id: 35097dfc61 (このIDを非表示/違反報告)
ゆちょみん(プロフ) - ミーキーさん» ありがとうございます！たくさん涙腺緩んでください！更新頑張ります！ (2013年5月30日 22時) (レス) id: dc9a7e9a2f (このIDを非表示/違反報告)
ミーキー(プロフ) - もう、本当に泣きそうです。続きがすごく気になります^^更新頑張って下さい♪ (2013年5月30日 22時) (携帯から) (レス) id: 3a63ee8a7f (このIDを非表示/違反報告)
ゆちょみん(プロフ) - はなさん» ありがとうございます！お読み頂いてホントに嬉しいです^^ もう少し続きますので、どうぞ最後までお付き合いください♪ (2013年5月30日 22時) (レス) id: dc9a7e9a2f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆちょみん
| 作者ホームページ：http://ameblo.jp/yuchuming/
作成日時：2013年5月27日 19時
