幸せな朝 ページ2
翌朝。
ドンヘは眩しい朝の光で目を覚ます。
もうすっかり鼻に馴染んだ結の匂いのするベッド。
ボーッとする頭で何度も瞬きをした。
大きく息を吐き出して身体を起こす。
ベッドを抜け出すと、床に落ちている服を拾って身体を押し込んだ。
カーテンを開け放つと、どこまでも続く青空。
ﾕｲ「ねぼすけ、おきなさい！」
可愛らしい高い声が扉からする。
振り返るとピンク色のフリルのワンピースを着てツインテールに髪を結ったユイ。
いっちょ前に腰に手を当てて仁王立ちしていた。
振り返ったドンヘはその姿に笑う。
ﾕｲ「ごはんがさめちゃうでしょ！」
まだたどたどしくてつっかえそうな言葉使い。
DH「おはよう。ユイ。」
ﾕｲ「おはよう。ドンヘ。」
転びそうな足取りで駆け寄って来ると、小さな腕をまわしてドンヘの足に抱きつく。
軽々と身体を持ち上げて抱きかかえた。
DH「可愛いお姫様。そんな格好で保育園行くのか？」
ﾕｲ「うん！かってもらったばっかりだから、おともだちにみせるの！」
DH「汚れちゃうよ？」
ﾕｲ「へいきよ！ユイ、おとしやかだもん！」
おしとやかと言えないろれつ。
ドンヘは小さな頭を撫でる。
DH「そっか。絆はおしとやかなお姫様か。」
ﾕｲ「うん！」
リビングでいい匂いが漂う。
テーブルの上には用意された朝食と、キッチンに立つサキ。
DH「おはよう。」
振り返るサキは微笑む。
ｻｷ「おはよう。良く眠れた？」
DH「お陰さまで。誰かさんの肌のぬくもりが気持ち良くて。」
顔を少しだけ赤くする。
ｻｷ「もう…ユイがいるのに…。」
ﾕｲ「なぁに？」
首をかしげる絆。
DH「ん？よく寝ましたよってお話だよ。」
ドンヘはユイを椅子に下ろす。
向かい合うように自分も席につくと、入れたてのコーヒーが置かれた。
ｻｷ「さ、早く食べちゃってね。」
DH「洋服、汚すなよ。」
ﾕｲ「へいきよって。いただきます！」
顔を見合わせるドンヘとサキは小さく笑った。
食事が終わって出かける支度が整うと、ドンヘはユイを抱えてマンションを出て行く。
車の助手席に乗せて、近くの保育園まで送る。
頬に小さなキスをして、ユイを預けると自分も仕事へ向かう。
それを見た人たちはみんな言った。
“ドンヘ結婚したの？”
と。
ドンヘは韓国の生んだアイドルSUPERJUNIOR。
事務所は二人の関係の事実こそ知ってはいたが、反対されたままだった。
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ゆちょみん(プロフ) - 慧さん» ご無沙汰していました！遊びに来て頂いてありがとうございます！ご期待に添えるかどうか分かりませんが、楽しんでもらえたら嬉しいです^^ (2013年6月1日 0時) (
レス) id: dc9a7e9a2f (このIDを非表示/違反報告)
慧(プロフ) - 新作おめでとうございます。今回も楽しませて頂きます！ (2013年5月31日 22時) (レス) id: 35097dfc61 (このIDを非表示/違反報告)
ゆちょみん(プロフ) - ミーキーさん» ありがとうございます！たくさん涙腺緩んでください！更新頑張ります！ (2013年5月30日 22時) (レス) id: dc9a7e9a2f (このIDを非表示/違反報告)
ミーキー(プロフ) - もう、本当に泣きそうです。続きがすごく気になります^^更新頑張って下さい♪ (2013年5月30日 22時) (携帯から) (レス) id: 3a63ee8a7f (このIDを非表示/違反報告)
ゆちょみん(プロフ) - はなさん» ありがとうございます！お読み頂いてホントに嬉しいです^^ もう少し続きますので、どうぞ最後までお付き合いください♪ (2013年5月30日 22時) (レス) id: dc9a7e9a2f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆちょみん
| 作者ホームページ：http://ameblo.jp/yuchuming/
作成日時：2013年5月27日 19時
