命をかける理由 ページ32
DH「だから…」
“無事に…主人の元へ…”
だったのか…
自分が死んでも…
俺の望んだ…
産まれてこれなかった子の為に…
俺は…
そういう人を…
忘れたのか…
ドンヘの頬を涙が伝ってウニョクはビックリした。
EH「ドンヘ…Aの事…思い出したの？」
そう聞くウニョクにドンヘは首を横に振る。
DH「思い…出せないんだ…どうしても…。」
思い出さなきゃいけない気がするんだ…
このまま…
何も無かったように…
また暮したらいけない気がするんだよ…
でも…どうしても思い出せない…
思い出そうとすると、頭が痛くなる…
ウニョクは困ったような顔で微笑む。
EH「ドンヘ…。」
大丈夫だよ…
二人は…
どれだけ離されても…
くっつこうとする磁石だから…
9月の中旬。
Aは2度目の妊婦健診で、少しの出血があって切迫流産の危険性と診断され、安静を言い渡された。
家で必要最低限の事をする毎日。
ドンヘの様子を見に行く事も許されず、くすぶる日が続いた。
Aの誕生日の4日前。
HC「まだか〜。」
ヒチョルはベッドに座って足を組む。
DH「もういいよ。」
HC「んじゃ、行くぞ。」
ドンヘはヒチョルと一緒に病院を出る。
出血の割に全ての傷が浅くて、回復にはそう時間のかからなかったドンヘ。
通院で様子と見る事になって、一時帰宅の許可がおりた。
救急のロビーを通り過ぎて、裏口から駐車場へ向かう。
ヒチョルが乗って来た車に乗り込んだ。
DH「あ〜久しぶりに外に出た気がする。」
HC「まだ、あんま無理すんなよ？」
DH「分かってる。」
助手席にドンヘを乗せてヒチョルは車を走らせる。
車は見慣れない道を進んでいく。
DH「ヒョン…どこ行くんだよ…？」
ドンヘは窓の外を見ていた。
ヒチョルは少しの躊躇いもなく
HC「決まってるだろ。お前の家に帰るんだよ。」
DH「え？宿舎じゃないのかよ…。」
30分くらい車を走らせると、見慣れない家の前で止まる。
ヒチョルはさっさと車から降りて、後部座席から荷物を取ると、玄関のインターホンを鳴らした。
ドンヘは戸惑った顔で家を見上げる。
中から出てきたのは、Aだった。
ラッキーアイテム
革ベルト
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Aya(プロフ) - 今度はドンヘに災難が・・・ あんなに大切にしていた『私』を忘れるなんてTT 泣いてしまいました。 神様は本当に意地悪ですね;;; (2011年9月6日 17時) (携帯から) (
レス) id: 6f0c163436 (このIDを非表示/違反報告)
わた - キャー...悲しすぎるよ…ドンへ 早く目を覚まして！ (2011年9月6日 16時) (レス) id: c2013ad825 (このIDを非表示/違反報告)
パニ - サランの女の子ブリにドンヘがどんどん過保護になってくれると嬉しいなっ(^o^)／本当にドンヘが旦那さんだったらまたそれも幸せ〜ね笑(≧∇≦) (2011年9月5日 16時) (携帯から) (レス) id: 7cc3be5451 (このIDを非表示/違反報告)
Aya(プロフ) - たくさんの更新ありがとうございます!! 元カノ出現でまた波乱でもおきるかと思いましたが起きず安心しましたｗ 何があっても二人で乗り越えることができるって素敵です^^ (2011年9月5日 15時) (携帯から) (レス) id: 6f0c163436 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆちょみん
| 作成日時：2011年9月5日 13時
