自己嫌悪 ページ4
ユリは細いAの背中に視線をやる。
ﾕﾘ「私、そろそろ帰ります。」
A「え、あ、ごめんなさい。気にしないで？」
ﾕﾘ「気にはしてないけど、もう…時間も遅いし。」
A「そう…。」
そのタイミングでドンヘは二階から下りてきた。
ﾕﾘ「ドンヘ、帰るわ。」
DH「ああ。途中まで送ってくよ。」
ﾕﾘ「そう？悪いわね。」
ユリは大きな荷物をかついで玄関に向かう。
ﾕﾘ「ご馳走様でした。お食事ホント美味しかったわ！」
ユリは笑顔で軽く頭を下げた。
A「いえ…大した物出せなくて…。」
ﾕﾘ「Aさん。また会えるといいわね。」
あなたと私は…
きっと
いい友達になれると思う…
そんな気がするの…
A「ええ。またいつでも来て下さい。」
小さく微笑み返すAに
ﾕﾘ「押しかけちゃうかも。」
と言ってユリは元気に笑う。
ﾕﾘ「それじゃ。おやすみなさい。」
A「おやすみなさい。気を付けて。」
出て行くユリ。
DH「そこまで送ってくるから。」
A「うん。」
後を追いかけるように出て行くドンヘ。
リビングに戻って、カップを片付けるA。
ふと、テーブルに落ちた涙。
嫌な…女…
嫌味を言うなんて…
あんな言い方をするなんて…
私って…
なんて小さいんだろう…
私の知らないドンヘを知っている人だから…
私の知っているドンヘも知っているみたいな口ぶりだったから…
彼女の笑顔が…
話し方が…
生き方まで…
私とは正反対だったから…
羨ましくなって…
ねたんで…
私みたいな女より…ドンヘはきっと
彼女と一緒に居た方が幸せだと思ったら…
自己嫌悪になった…
幾つか落ちた涙を拭う。
ため息をついて、キッチンを片付けた。
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Aya(プロフ) - 今度はドンヘに災難が・・・ あんなに大切にしていた『私』を忘れるなんてTT 泣いてしまいました。 神様は本当に意地悪ですね;;; (2011年9月6日 17時) (携帯から) (
レス) id: 6f0c163436 (このIDを非表示/違反報告)
わた - キャー...悲しすぎるよ…ドンへ 早く目を覚まして！ (2011年9月6日 16時) (レス) id: c2013ad825 (このIDを非表示/違反報告)
パニ - サランの女の子ブリにドンヘがどんどん過保護になってくれると嬉しいなっ(^o^)／本当にドンヘが旦那さんだったらまたそれも幸せ〜ね笑(≧∇≦) (2011年9月5日 16時) (携帯から) (レス) id: 7cc3be5451 (このIDを非表示/違反報告)
Aya(プロフ) - たくさんの更新ありがとうございます!! 元カノ出現でまた波乱でもおきるかと思いましたが起きず安心しましたｗ 何があっても二人で乗り越えることができるって素敵です^^ (2011年9月5日 15時) (携帯から) (レス) id: 6f0c163436 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆちょみん
| 作成日時：2011年9月5日 13時
