待ちわびる目覚め ページ18
翌朝。
何事も無かったかのような綺麗な青空が広がっていた。
差し込む日差しがまぶしくて思わず目をそらしてしまいそうな程。
ICUはひっそり静まり返っていた。
Aは疲れた顔でドンヘの傍に座って手を握る。
メンバーたちはロビーで。
ヒチョルは車の後部座席で眠っていた。
A「ドンヘ…早く…目を覚まして…。」
あなたの待ちわびた…
あなたが強く望んだ…
私たちの子供が…
待ってるから…
Aはドンヘに何度もそう囁きかける。
傷ついた顔を軽く撫でて額にキスを落とすと同時に、たくさんの涙も落ちた。
ウニョクはICUの外からAの姿をただ眺めていた。
まだ一般外来が始まる前。
ドンヘの母と兄は慌ててICUに駆け込んでくる。
傷ついた息子の姿に母は泣き崩れ、兄は疲れた顔で呆けるAを心配していた。
言葉を発しないAに変わって、イトゥクが状況を説明する。
Aのお腹の赤ちゃんの事も…。
母と兄はヒチョルに頭を下げられてサランを一緒に連れて帰った。
兄はヒチョルに
妹を…頼みます…
とだけ言った。
それから一週間。
Aは言葉を失ったように何も話さず、何も聞かず、ただドンヘの傍にずっと寄りそっていた。
ドンヘの母と一緒に来るサランに小さな笑顔を見せる。
その姿が健気で、メンバーたちは顔を逸らした。
A「…ご面倒おかけします…。」
救急のロビーで頭を下げるA。
ドンヘの母はAを軽く抱きしめる。
お腹の赤ちゃんを大事にしなければならないときつく言った。
Aは何度か小さく頷いて、また頭を下げる。
韓国は、悲しくなる程いいお天気が続いていた。
次の日。
仕事が忙しくて、夜中に少し。
明け方に少し。
空いた時間に時々。
そんなペースでしか病院を訪れられない彼ら。
新聞にも事故の事が大々的に乗った
“SuperJunior ドンヘ 重体”
病院の場所も、事故の詳細もなく、事務所は朝から対応に追われていた。
ラッキーアイテム
革ベルト
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Aya(プロフ) - 今度はドンヘに災難が・・・ あんなに大切にしていた『私』を忘れるなんてTT 泣いてしまいました。 神様は本当に意地悪ですね;;; (2011年9月6日 17時) (携帯から) (
レス) id: 6f0c163436 (このIDを非表示/違反報告)
わた - キャー...悲しすぎるよ…ドンへ 早く目を覚まして！ (2011年9月6日 16時) (レス) id: c2013ad825 (このIDを非表示/違反報告)
パニ - サランの女の子ブリにドンヘがどんどん過保護になってくれると嬉しいなっ(^o^)／本当にドンヘが旦那さんだったらまたそれも幸せ〜ね笑(≧∇≦) (2011年9月5日 16時) (携帯から) (レス) id: 7cc3be5451 (このIDを非表示/違反報告)
Aya(プロフ) - たくさんの更新ありがとうございます!! 元カノ出現でまた波乱でもおきるかと思いましたが起きず安心しましたｗ 何があっても二人で乗り越えることができるって素敵です^^ (2011年9月5日 15時) (携帯から) (レス) id: 6f0c163436 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆちょみん
| 作成日時：2011年9月5日 13時
