取り乱す姿 ページ45
DH「まだ起きてたのか…？」
ドンヘの声を感じて視線を移すA。
一緒にいたウニョクの姿も視界に捉えて微笑む。
EH「A。具合どう？」
ウニョクは最大限明るく装う。
A「お仕事終わったの…？」
DH「ああ。」
椅子から立ち上がって裸足のまま近づくAをドンヘはしっかり抱きしめる。
ウニョクは電話が鳴り出して、病室の外に出た。
電話はソンミン。
気分転換にいつもの店で食事をする事になったという電話だった。
後で行くと返事をして電話を切った。
A「…サランは…？」
DH「兄貴のとこだよ…。」
A「早く…帰らなくちゃ…。」
DH「もう少し良くなったらな…。」
A「サラン寂しがってるわ…。」
サランは私がいないと…
傍にいてあげないと…
そう言って泣き出すA。
DH「A…？」
やけに取り乱す感じのAに少し驚くドンヘ。
A「帰らなくちゃ…。」
パジャマに裸足のまま病室を出ようとするAを慌てて止めた。
DH「A。まだダメだよ。」
Aはドンヘの腕を振り切ろうと頑張る。
A「サランのとこに…。」
DH「A…。」
A「離して…ドンヘ…サランが泣いてるから…。」
DH「A！」
A「サランがひとりぼっちになっちゃうでしょ！」
DH「A！！」
掴まれるのを何度も拒んでむなしい抵抗を繰り返すA。
ドンヘの大きな声で体をびくつかせた。
A「サラン…。」
その場に座り込んで泣き出すAを支えるドンへ。
DH「サランは大丈夫だ…。大丈夫だから…。」
A「どうしてそんな事言うの…。」
DH「…え…？」
A「ドンヘはいつも大丈夫って…」
DH「…A…。」
A「サランまでいなくなっちゃったら…どうすればいいいの！」
見た事のないAの姿に顔を歪めるドンヘ。
抱きしめようと手を伸ばしても、嫌がって何度も払った。
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かなりん(プロフ) - 更新ありがとうございます。とても綺麗な文章で、引き込まれますぅ！どうか家族に平和な時間が訪れますように！更新待ってます！ (2011年8月30日 15時) (
レス) id: 4f4f5aea3f (このIDを非表示/違反報告)
ゆちょみん(プロフ) - )みなさん！ こんなにたくさんのコメント本当に感動です(泣)続き頑張りますので、是非最後まで読んでやって下さい！みなさんのコメントとても励みにしています！！ (2011年8月30日 14時) (レス) id: 0cebb6428e (このIDを非表示/違反報告)
あきに‐★ - はじめまして!!めっちゃ最高です★更新まってます！ (2011年8月30日 0時) (レス) id: 37574a400d (このIDを非表示/違反報告)
せぶん - はじめまして、この小説最高すぎます。お世辞抜きに天才ですね・・・！ (2011年8月29日 23時) (レス) id: 39548917bc (このIDを非表示/違反報告)
かほ - 初感想を書かせていただきます(^▽^)この小説、最高です！！ｷｭﾝときたりﾄﾞｷﾄﾞｷしたり読んでいて楽しいです。1日に結構更新してますよね、凄いです！無理はしないでくださいね。これからも楽しみにしています(*^^*) (2011年8月29日 23時) (携帯から) (レス) id: 3d8d39a67d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆちょみん
| 作成日時：2011年8月28日 21時
