たった一人の人 ページ42
DH「俺が一緒に…この苦しみを背負うから…。」
もう二度と…あんな事を考えるな…
俺がちゃんと…
Aを支えるから…
いつも…
うまく行かなくて…
ずっと悩んでた…
だけど…
ちゃんと…
Aとサランを
守るから…
俺の傍で…ちゃんと生きてて…
A「ドンヘ…。」
私がいると…
ドンヘを泣かせるだけなのに…
私といると…
ドンヘを不幸に巻き込むだけなのに…
それでも…
一緒に居るって言うの…？
DH「当たり前だろ…。お前は…俺がたった一人だけ…愛した女なんだぞ？」
他の誰でもない…
この世でたった一人だけ…
俺が初めて
自分で見つけて
自分で手に入れた
本当の愛なんだよ…
そんな簡単に…手放したりするもんか…
ドンヘはそう言ってAを抱き寄せる。
DH「約束しろ…。もうバカな事は考えないって…。」
真っ直ぐな視線で見つめてAの涙を拭う。
DH「約束しろ…。」
Aは小さく何度も頷く。
A「ごめん…なさい…。」
ドンヘは目にたくさん涙をためて微笑む。
Aの背中を軽く抱き寄せて、しっかりとキスを重ねる。
ドンヘの唇がやけに温かくて、冷えたAの体に体温が戻るような感覚。
Aはドンヘの服を軽く引っ張る。
Aの小さな頭にそっと手を当てて、ドンヘはAを離さなかった。
離せなかったんだ…
Aに少しでも…
俺の温かさを…
感じて欲しくて…
あんな事を考えないように…
引き留めておきたくて…
必死でキスをした…
必死で…
Aをここに留めておこうとしたんだ…
ドンヘは仕事へ行くギリギリまで、黙ってAを抱きしめていた。
夕方。
ドンヘは後ろ髪の引かれる思いで病室を出ると、スタジオに急いだ。
Aに何度も
DH「終わったらすぐ来るから。変なことは考えるなよ。」
と念を押すように言った。
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革ベルト
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かなりん(プロフ) - 更新ありがとうございます。とても綺麗な文章で、引き込まれますぅ！どうか家族に平和な時間が訪れますように！更新待ってます！ (2011年8月30日 15時) (
レス) id: 4f4f5aea3f (このIDを非表示/違反報告)
ゆちょみん(プロフ) - )みなさん！ こんなにたくさんのコメント本当に感動です(泣)続き頑張りますので、是非最後まで読んでやって下さい！みなさんのコメントとても励みにしています！！ (2011年8月30日 14時) (レス) id: 0cebb6428e (このIDを非表示/違反報告)
あきに‐★ - はじめまして!!めっちゃ最高です★更新まってます！ (2011年8月30日 0時) (レス) id: 37574a400d (このIDを非表示/違反報告)
せぶん - はじめまして、この小説最高すぎます。お世辞抜きに天才ですね・・・！ (2011年8月29日 23時) (レス) id: 39548917bc (このIDを非表示/違反報告)
かほ - 初感想を書かせていただきます(^▽^)この小説、最高です！！ｷｭﾝときたりﾄﾞｷﾄﾞｷしたり読んでいて楽しいです。1日に結構更新してますよね、凄いです！無理はしないでくださいね。これからも楽しみにしています(*^^*) (2011年8月29日 23時) (携帯から) (レス) id: 3d8d39a67d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆちょみん
| 作成日時：2011年8月28日 21時
