最悪の選択 ページ30
ジュンミンは暫くAを見下ろすと、Aにぶつかるように体を合わせた。
そのまま時間が止まったかのような沈黙の後。
JM「…これで…先生は…あいつと離れるよね…。」
と笑うような声で囁いてAの肩を押しのけるようにぶつかって足早に立ち去る。
先生が悪いんだよ…
俺が…ドンヘと別れるきっかけを作ってあげたのに…
最悪の形しか選べなかったのは…先生のせいだからね…
ジュンミンはテラスへ出て裏口から走っていった。
ドンヘはAを振り返る。
男とぶつかったような感じで少しよろけるA。
DH「A。行くぞ。」
ドンヘの言葉にも反応せずAはただじっとそこに立ちつくしていた。
手をを腹部に当てて、生温かい感触を覚えると、ゆっくり自分の手のひらを見つめる。
たくさんの血に染まった自分の手を見て体中が震える感覚を覚える。
DH「A？どうした？」
様子のおかしいA。
HC「なんだ？どうした？」
ヒチョルが背中から声をかける。
ドンヘは首をかしげてサランを抱きなおす。
Aの頬を大粒の涙がこぼれてドンヘは顔色を変えた。
DH「ヒョン…サラン頼む。」
HC「え…ああ…。」
そう言われてサランを受け取るヒチョル。
ドンヘはゆっくりAに近づく。
DH「A？どうした…んだ…よ…。」
Aの手についたたくさんの血。
DH「…A…？」
A「…ドン…へ…。」
途切れる声でドンヘを呼ぶAの膝が落ちて、音を立ててその場に倒れ込んだ。
何が起こったのか理解出来ないまま、視界から消えるAを見て一瞬かたまる。
その場に居た女の子たちの黄色い悲鳴で我に返るドンヘ。
慌ててAに駆け寄る。
DH「A！A！？」
えんじ色の絨毯がどす黒い色に染まって行く。
入り口にいたメンバーたちが戻ってきて唖然とする。
ウニョクは血相を変えてドンヘに近寄る。
EH「A！？ 何！どうしたの！？」
ドンヘは何度も首を横に振った。
DH「A！A！！」
自分のスーツが汚れるのも気にせず、ドンヘはAを抱きかかえる。
真っ赤なワンピースでどこから血が出てるか分かりずらくて、染みになっている場所を必死で抑えた。
ラッキーアイテム
革ベルト
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かなりん(プロフ) - 更新ありがとうございます。とても綺麗な文章で、引き込まれますぅ！どうか家族に平和な時間が訪れますように！更新待ってます！ (2011年8月30日 15時) (
レス) id: 4f4f5aea3f (このIDを非表示/違反報告)
ゆちょみん(プロフ) - )みなさん！ こんなにたくさんのコメント本当に感動です(泣)続き頑張りますので、是非最後まで読んでやって下さい！みなさんのコメントとても励みにしています！！ (2011年8月30日 14時) (レス) id: 0cebb6428e (このIDを非表示/違反報告)
あきに‐★ - はじめまして!!めっちゃ最高です★更新まってます！ (2011年8月30日 0時) (レス) id: 37574a400d (このIDを非表示/違反報告)
せぶん - はじめまして、この小説最高すぎます。お世辞抜きに天才ですね・・・！ (2011年8月29日 23時) (レス) id: 39548917bc (このIDを非表示/違反報告)
かほ - 初感想を書かせていただきます(^▽^)この小説、最高です！！ｷｭﾝときたりﾄﾞｷﾄﾞｷしたり読んでいて楽しいです。1日に結構更新してますよね、凄いです！無理はしないでくださいね。これからも楽しみにしています(*^^*) (2011年8月29日 23時) (携帯から) (レス) id: 3d8d39a67d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆちょみん
| 作成日時：2011年8月28日 21時
