何事もなく ページ2
ドンヘは食事もそこそこにキュヒョンの隣に座る。
DH「変わった事は…？」
KH「ないよ…。」
DH「そうか…。」
キュヒョンはドンヘの横顔を見る。
KH「Aさん…なんて…？」
ドンヘは足を組んで俯いてた。
DH「なにも…。」
KH「何もって…文句の一つも言わなかったの？」
少し驚いた声を出す。
DH「ああ…言わなかった。」
仕方ないって…
迷惑かけてごめんって…
言うんだよ…
泣きたくて…
怖くて…
震えてるはずなのに…
明るく振舞って…
元気そうな声を出そうと頑張ってた…
DH「俺はいつも…Aを守りきれない…。」
いつも…
いつも…
大事な時に…傍にいてやれない…
小さな声を震わせるドンヘの肩を、キュヒョンは軽く叩いた。
それから一週間。
ドンヘは毎日Aに電話した。
Aはいつも気丈に明るく振舞って、何もないと言った。
キュヒョンは毎日暇があればずっとパソコンを眺めていた。
控室で大きなあくびをするキュヒョン。
EH「キュヒョナ…なんか…キュヒョナの方がストーカーっぽくない？」
茶化したような物言いのウニョクを睨む。
KH「誰かが見ててあげなきゃ、何かあった時助けてあげられないでしょ？」
EH「あ…はい…すいません…。」
兄貴みたいな口ぶりのキュヒョンに苦笑いするウニョク。
YS「空気読めよ…ヒョク…。」
イェソンにそう肩を叩かれて
EH「ヒョンに言われたくないなぁ…」
と再度苦笑いした。
ドンヘはイトゥクの腕を引っ張る。
DH「ヒョン…。」
LT「ん？どうした？」
DH「様子だけでも…見に…帰りたい…。心配なんだ…。」
Aの事だから…
きっと…
全然眠れてなくて…
きっと…
毎日泣いていて…
怖くて…
不安で…
DH「俺…旦那なのに…。昔とは違うのに…。ひとりぼっちにして…。」
そう言って泣きだしてしまうドンヘ。
イトゥウはつられて涙目になると
LT「分かったよ。」
ドンヘは頭を下げて
DH「ありがとう…ヒョン…。」
と小さな声を絞り出した。
そんなドンヘをイトゥクはしっかり抱きしめてあげた。
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かなりん(プロフ) - 更新ありがとうございます。とても綺麗な文章で、引き込まれますぅ！どうか家族に平和な時間が訪れますように！更新待ってます！ (2011年8月30日 15時) (
レス) id: 4f4f5aea3f (このIDを非表示/違反報告)
ゆちょみん(プロフ) - )みなさん！ こんなにたくさんのコメント本当に感動です(泣)続き頑張りますので、是非最後まで読んでやって下さい！みなさんのコメントとても励みにしています！！ (2011年8月30日 14時) (レス) id: 0cebb6428e (このIDを非表示/違反報告)
あきに‐★ - はじめまして!!めっちゃ最高です★更新まってます！ (2011年8月30日 0時) (レス) id: 37574a400d (このIDを非表示/違反報告)
せぶん - はじめまして、この小説最高すぎます。お世辞抜きに天才ですね・・・！ (2011年8月29日 23時) (レス) id: 39548917bc (このIDを非表示/違反報告)
かほ - 初感想を書かせていただきます(^▽^)この小説、最高です！！ｷｭﾝときたりﾄﾞｷﾄﾞｷしたり読んでいて楽しいです。1日に結構更新してますよね、凄いです！無理はしないでくださいね。これからも楽しみにしています(*^^*) (2011年8月29日 23時) (携帯から) (レス) id: 3d8d39a67d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆちょみん
| 作成日時：2011年8月28日 21時
