怯える夜 ページ1
A「ドンヘ？どう…したの？」
ドンヘは浮かない声を出す。
DH「…変わった事は…ないか…。」
Aはテーブルの上に放った手紙を横目で見て
A「…大丈夫…よ…。」
と答えた。
受話器越しに聞こえるため息。
A「どうしたの…？」
悪い話が切り出せないと言った感じの沈黙。
DH「A…俺…暫く宿舎へ帰れって言われた…。」
予想してなかった言葉が出てかたまるA。
A「…え…。」
DH「事務所の…決定なんだ…。」
事務所の決定…
タレントは決して逆らえない…
ドンヘは…
そういう所に身を置いている…
Aも理解していたつもりだった。
さっきの恐怖が更に言い出せなくなってAは唇を噛みしめる。
DH「…ごめん…。」
A「い…いいのよ…仕方ないわ…。私の方こそ…迷惑かけて…ごめんなさい…。」
随分明るく振舞っても笑えてないのが分かる声だった。
DH「何かあったら…すぐ連絡して…。」
A「…うん…」
ドンヘは思い切り声を震わせて
DH「ごめんな…A…。」
鼻をすすりながら何度も何度も謝った。
受話器越しにドンヘを呼ぶ声がして、切れる電話。
Aは椅子に座り込んで泣き崩れる。
一人で夜を過ごす事の不安と恐怖で泣き声すらも震えていた。
収録が終わって渋々宿舎に戻ったドンヘ。
自分が使っていた部屋はそのままだった。
キュヒョンは戻ってくると上着も脱がず部屋のベッドにパソコンを出して電源を入れた。
LT「なんか、お前と一緒って久しぶりだな。」
そう言ってイトゥクは軽く笑う。
DH「…ああ。」
ドンヘは浮かない笑顔を見せる。
不謹慎でも、ドンヘがまた同じ空間に居る事がみんな嬉しかった。
一人増えただけで賑やかになる宿舎。
買って来た惣菜を広げて、みんなで遅い夕食をつついた。
キュヒョンは一人常にノートを抱えて足を組んで動画を見つめていた。
ラッキーアイテム
革ベルト
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かなりん(プロフ) - 更新ありがとうございます。とても綺麗な文章で、引き込まれますぅ！どうか家族に平和な時間が訪れますように！更新待ってます！ (2011年8月30日 15時) (
レス) id: 4f4f5aea3f (このIDを非表示/違反報告)
ゆちょみん(プロフ) - )みなさん！ こんなにたくさんのコメント本当に感動です(泣)続き頑張りますので、是非最後まで読んでやって下さい！みなさんのコメントとても励みにしています！！ (2011年8月30日 14時) (レス) id: 0cebb6428e (このIDを非表示/違反報告)
あきに‐★ - はじめまして!!めっちゃ最高です★更新まってます！ (2011年8月30日 0時) (レス) id: 37574a400d (このIDを非表示/違反報告)
せぶん - はじめまして、この小説最高すぎます。お世辞抜きに天才ですね・・・！ (2011年8月29日 23時) (レス) id: 39548917bc (このIDを非表示/違反報告)
かほ - 初感想を書かせていただきます(^▽^)この小説、最高です！！ｷｭﾝときたりﾄﾞｷﾄﾞｷしたり読んでいて楽しいです。1日に結構更新してますよね、凄いです！無理はしないでくださいね。これからも楽しみにしています(*^^*) (2011年8月29日 23時) (携帯から) (レス) id: 3d8d39a67d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆちょみん
| 作成日時：2011年8月28日 21時
