笑わないママ ページ43
LT「ドンヘ！早く！」
イトゥクがスタジオから大声を出す。
ドンヘはどうしたらいいか分からないまま気持ちだけが急く。
Aはドンヘの頬に小さなキスをする。
A「大丈夫だから。早く行って。」
ドンヘは不安そうな顔でAにキスを落とす。
DH「家に帰ったら連絡しろ。いいな。」
Aは何度も頷く。
ドンヘは何度も「気を付けろよ」と言ってスタジオに走って行った。
ドンヘの背中を見送ると、足早に人の多い控室の並ぶ廊下を抜ける。
エレベーターの扉が開くと、混雑している中を強引に乗り込む。
一階に着くまでのほんの少しの時間
“お手紙は読んで頂けましたか…？”
背後からそう囁きかける声に背筋に寒気が走って振り返る。
人がたくさん乗っていて誰に話しかけられたのか分からない。
一階で押し出されるようにエレベーターホールに出て逃げるようにタクシーに乗り込んだ。
怖い…
なんなの…
早くなる鼓動に少しだけ痛みを覚えてAは必至に冷静を装った。
Aが自宅前でタクシーを降りると、丁度サランがお友達と帰ってくるのが見えた。
ｻﾗﾝ「あ！ママ！じゃあね〜バイバイ！」
お友達に手を振って別れると走ってAに駆け寄ってくる。
Aはサランを抱きしめると、あたりに人がいない事を確認して家に入って鍵をしっかりかけた。
玄関先で、やけに痛む胸を抑えてしゃがみこむ。
ｻﾗﾝ「ママ！？具合悪いの？」
不安そうな顔を見せるサラン。
Aは微笑んで
A「大丈夫よ…ちょっとギュッとしてくれる？」
そう言ってサランにハグを求める。
サランは小さな体でAを抱きしめた。
何をしてても落ち着かないA。
家の中にいても見られてるんじゃないかという恐怖感。
サランは珍しく少しも笑わないAの姿に戸惑う。
食事を終えて台所を片付ける。
サランにお風呂に入るよう促して、洗濯機をまわす。
急になったインターホンに体をビクッとさせると、ゆっくり玄関の前に行く。
A「…どちら様…ですか？」
ドア越しに声をかけると、ポストに何かが落ちる音がした。
ラッキーアイテム
革ベルト
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ゆちょみん(プロフ) - けいこさん» 紹介ありがとうございます。泣くって凄い体力いります。こういうお話を書くとき、自分が泣きたいから書くのかもしれません！ (2017年6月6日 21時) (
レス) id: 93d184a48a (このIDを非表示/違反報告)
けいこ - 妹達にも紹介しました。絶対にハマって泣きます。泣く事は、ストレス発散で良い事です。読みながら頭で妄想して頭も活性化します。 (2017年6月6日 20時) (レス) id: 0c96cafb0f (このIDを非表示/違反報告)
ゆちょみん(プロフ) - けいこさん» あわわ…エクステ大丈夫ですか…？読んで頂いてありがとうございます！たまに泣くと凄くスッキリしますので、たくさん泣いてください^_^ (2017年6月6日 20時) (レス) id: 93d184a48a (このIDを非表示/違反報告)
けいこ - 初めまして。昨日から一気に読ませて頂きました。泣き過ぎて、分からないぐらいにエクステのまつ毛が抜けたか…（笑）続きを読ませて頂きます。 (2017年6月6日 18時) (レス) id: 0c96cafb0f (このIDを非表示/違反報告)
ゆちょみん(プロフ) - >MAYOMAMAさん 早く怪我直って欲しいですね…私もドンヘのいないのは悲しいです。今日はヒチョルのコメントもあって更に泣いてしまいました…。 (2011年8月28日 21時) (レス) id: 857683f272 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆちょみん
| 作成日時：2011年8月24日 0時
