待ち合わせ ページ33
昼食の頃。
家に戻ってきたA。
相変わらずドンヘの姿がなくて、携帯を鳴らす。
コールだけして繋がらない電話。
つい、この間の事を思い出して顔を曇らせてしまう。
ため息をついてサランと母と昼食を取って、ねだられるがまま、サランに絵本を読んであげる。
いつの間にか眠ってしまうサランにタオルケットをかけて、Aもうとうとと眠ってしまった。
夕方。
サランと買い物に出ようとしている母に
A「出かけてくるわ」
とだけ言って二人を見送る。
部屋でずっとしまいっぱなしのお気に入りのワンピースを引っ張り出す。
A「まだ着られるかしら…」
少しゆるいくらいで体がおさまった事にホッとして洗面所で髪をアップに整えた。
少しの化粧と、好きだった香水を軽くして玄関で靴を引っ張り出す。
しっかり綺麗に着飾ってAはメモに書かれた場所へと向かった。
午後7時。
Aは汐留のとあるレストランの入り口ロビーに入る。
あまりに高級そうで、入るのをためらっていると、入り口のボーイが声をかけてくる。
ご予約ですか？
Aはたじろいで
A「…そのはず…なんですが…」
と答えると
お待ち合わせですね？
と微笑まれて名前を聞かれる。
恐る恐る名前を告げると、ボーイはすぐに理解して
こちらへ
とAを中に案内してくれた。
通された席は凹字型をしたすわり心地の良さそうなソファ席。
見渡す限りの夜景。
ボーイは唖然としているAに
ごゆっくり
とまた微笑んでその場を去っていった。
Aは辺りを少しキョロキョロすると、落ち着かない様子でソファに座る。
とても不安な気持ちでただ座っていた。
それから暫くして
DH「ごめん。お待たせ。」
顔を上げるAはドンヘの姿を見て目が離せなくなる。
上品なスーツ
柔らかそうにセットされた髪
手にはたくさんの真っ赤なバラの花束
なんて…かっこいいんだろう…
ドキドキする…
Aはドンヘを見つめては思わず立ち上がる。
ドンヘはとても優しそうに微笑むと手に持っていたバラの花束を差し出す。
Aは恥ずかしそうに顔を赤くして花束を受け取る。
A「あ…ありがとう…。」
そう言って顔を赤くした。
ラッキーアイテム
革ベルト
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ゆちょみん(プロフ) - けいこさん» 紹介ありがとうございます。泣くって凄い体力いります。こういうお話を書くとき、自分が泣きたいから書くのかもしれません！ (2017年6月6日 21時) (
レス) id: 93d184a48a (このIDを非表示/違反報告)
けいこ - 妹達にも紹介しました。絶対にハマって泣きます。泣く事は、ストレス発散で良い事です。読みながら頭で妄想して頭も活性化します。 (2017年6月6日 20時) (レス) id: 0c96cafb0f (このIDを非表示/違反報告)
ゆちょみん(プロフ) - けいこさん» あわわ…エクステ大丈夫ですか…？読んで頂いてありがとうございます！たまに泣くと凄くスッキリしますので、たくさん泣いてください^_^ (2017年6月6日 20時) (レス) id: 93d184a48a (このIDを非表示/違反報告)
けいこ - 初めまして。昨日から一気に読ませて頂きました。泣き過ぎて、分からないぐらいにエクステのまつ毛が抜けたか…（笑）続きを読ませて頂きます。 (2017年6月6日 18時) (レス) id: 0c96cafb0f (このIDを非表示/違反報告)
ゆちょみん(プロフ) - >MAYOMAMAさん 早く怪我直って欲しいですね…私もドンヘのいないのは悲しいです。今日はヒチョルのコメントもあって更に泣いてしまいました…。 (2011年8月28日 21時) (レス) id: 857683f272 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆちょみん
| 作成日時：2011年8月24日 0時
