泣いている君 ページ12
マンションのロビーでAの腕を離すヒチョル。
HC「お前…何やってんだ…。」
さっきとは全然違う口調で頭を一度軽くポンと叩く。
ヒチョルが優しくて思わず顔を歪めてしまう。
HC「…A？」
瞬きもしないのにポロポロと止まらない涙に驚くヒチョル。
HC「…どうしたんだよ…。」
何も言えないままただ泣くだけのAをそっと抱きしめた。
Aをしっかり泣かせてあげると、肩を軽く掴んで体を離す。
HC「何があった…？」
たった一言、視線をしっかり合わせて聞くヒチョル。
Aは自分の携帯に送られてきたメールをヒチョルに見せた。
ヒチョルは顔を曇らせる。
HC「なんだこれ…。」
Aはただ首を横に振るだけ。
HC「ドンヘに電話は？」
A「繋がらないの…。」
ヒチョルは再びAの細い腕を握って部屋へ連れて戻った。
宿舎の中は割りと静かで、玄関の開く音がしてウニョクが走ってくる。
EH「おかえりー！」
ヒチョルにしっかり腕を掴まれていたAの目が真っ赤で驚くウニョク。
EH「…何…？ヒョン…何したの…？」
HC「何もしてねぇよ。俺は…。」
EH「俺はって…A…泣いたんじゃないの…。」
Aはただ俯いて玄関先で立っていた。
HC「サランは。」
EH「寝ちゃったんだよ…さっき…。」
HC「そうか…。」
ヒチョルはそういうと、ウニョクにAの携帯を押し付ける。
HC「俺の部屋、使わせてやれ…。ドンヘから言い訳を聞くまで帰すな。」
そう言ってリビングに入っていくヒチョル。
ウニョクは押し付けられた携帯を見て唖然とする。
ドンヘ…？
何してるの…
Aをこんな顔にさせて…
何してるんだよ…
ウニョクはAの真っ赤な目の訳が分かって腹を立てるような感覚に襲われる。
携帯を握り締めてAに手を伸ばす。
EH「ほら、入りな。」
また泣き出してしまいそうな顔で立っているだけのAの手をそっと握って中に連れて行った。
ラッキーアイテム
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ゆちょみん(プロフ) - けいこさん» 紹介ありがとうございます。泣くって凄い体力いります。こういうお話を書くとき、自分が泣きたいから書くのかもしれません！ (2017年6月6日 21時) (
レス) id: 93d184a48a (このIDを非表示/違反報告)
けいこ - 妹達にも紹介しました。絶対にハマって泣きます。泣く事は、ストレス発散で良い事です。読みながら頭で妄想して頭も活性化します。 (2017年6月6日 20時) (レス) id: 0c96cafb0f (このIDを非表示/違反報告)
ゆちょみん(プロフ) - けいこさん» あわわ…エクステ大丈夫ですか…？読んで頂いてありがとうございます！たまに泣くと凄くスッキリしますので、たくさん泣いてください^_^ (2017年6月6日 20時) (レス) id: 93d184a48a (このIDを非表示/違反報告)
けいこ - 初めまして。昨日から一気に読ませて頂きました。泣き過ぎて、分からないぐらいにエクステのまつ毛が抜けたか…（笑）続きを読ませて頂きます。 (2017年6月6日 18時) (レス) id: 0c96cafb0f (このIDを非表示/違反報告)
ゆちょみん(プロフ) - >MAYOMAMAさん 早く怪我直って欲しいですね…私もドンヘのいないのは悲しいです。今日はヒチョルのコメントもあって更に泣いてしまいました…。 (2011年8月28日 21時) (レス) id: 857683f272 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆちょみん
| 作成日時：2011年8月24日 0時
