語られる胸の内 ページ46
こじんまりとしたリビングのソファに腰をおろして長い足を組む。
CM「どうして…連絡も取らないんです？」
チャンミンはキッチンでコーヒーを入れるAの背中に言葉を投げる。
一瞬手を止めて、でもすぐに寂しそうに微笑んだ。
CM「ドンヘヒョンは、まだあなたを待っています。」
A「…そう…。忘れるように…言ってくれる？」
Aは「どうぞ」と言ってコーヒーを差し出して自分も対面のソファに腰をおろす。
大きなお腹を少しだけ重たそうに抱えて、息をつく。
CM「どうしてこんな選択を？」
相変わらず確信にどんどん迫ってくるチャンミン。
CM「僕にくらい、話してくれませんか？」
ドンヘヒョンたちは、突然繋がらなくなったあなたを心配している。
でも、それを確かめに行けない。
だから…みんなとても悲しそうな、辛そうな顔をする。
Aは小さく微笑んではため息をつく。
仕方ないという顔でゆっくり話す。
A「出産に…私が持つかどうか分からないと言われたの。」
CM「え…。」
A「私を取るか、子供を取るかなんて選択を…ドンヘにさせられない…。」
CM「そんな…。」
A「私はいつも…辛い事にドンヘを巻き込んでしまうから…。」
だから…韓国へ戻ったら…
どうか忘れるように言って欲しい
私には…もう他の誰かがいるとでも…伝えておいて欲しい。
CM「一人で決めたんですか…？」
A「ええ…。」
CM「そんなのずるいです！ヒョンにだって言いたい事はあったかもしれないのに…。」
A「それでも…」
親にも堕ろせと何度も説得された。
医者にも…危険な事はしない方がいいと…
でも…私とドンヘの子だから…
私には、私の為に捨てるなんて出来ない…
それで私の人生が終わっても…
この子は…幸せになる権利がある。
だけど…それをドンヘにどうしたいか聞く事は
私には出来ない。
きっと苦しんでしまう。
そして…きっと私を選んでしまうから…。
毎日泣きながら、その選択を後悔してしまうから…。
そんな事を背負わせるくらいなら、早く忘れて新しい人生を探して欲しい。
ドンヘを幸せにしてくれる人は、彼の周りにはたくさんいる。
勝手でも…
我ままでも…
私には…それしか出来ない。
真っ直ぐ向けられる視線がとても悲しそうだった。
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革ベルト
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ゆちょみん(プロフ) - >みんさん、まとめてのお返事お許しください。いつもご愛読頂き感謝です。もうすぐ終わります。泣かないでください〜。書いてる本人も泣いてますがｗｗｗ (2011年6月26日 20時) (
レス) id: 0a236b0646 (このIDを非表示/違反報告)
あやめ(プロフ) - ゆちょみんさんの作品は、毎回涙なしには読めないです(T_T) ドンヘと私、どうなるんでしょうか....。 (2011年6月26日 16時) (携帯から) (レス) id: 21ddfc49d1 (このIDを非表示/違反報告)
かなりん(プロフ) - えっ、幸せから又波乱の展開がぁ・・・早くドンヘの胸に飛び込みたいよぉ・・・ (2011年6月26日 11時) (レス) id: dfa8b3f127 (このIDを非表示/違反報告)
Aya(プロフ) - 本当にこの二人はくっついたり離れたりでハラハラです;;;せっかく手術は成功したけど心配かけてしまった親を捨てて簡単に一緒になることは難しいですよね・・・ (2011年6月25日 1時) (携帯から) (レス) id: 6f0c163436 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆちょみん
| 作成日時：2011年6月25日 2時
