オッパの涙 ページ5
Aは自分で出来る限りの荷造りを始める。
まるで、これから楽しい事でも待っているかのように
ドンヘと笑いながら荷物を詰める。
ドンヘはコートのポケットを探って、合鍵を出す。
DH「これ…。」
寂しそうに笑ってそれを受け取った。
お気に入りのキーホルダを外して、またドンヘに差し出す。
A「あげる。私の…代わり。」
微笑むAに、微笑み返して受け取る。
DH「ありがとう。」
泣きたくて…
一日中泣いていたくて…
油断したら勝手にあふれてきそうで
無理して笑った…
ある程度荷物がまとまると、随分広い部屋。
DH「家具は…どうするの？」
A「業者にお願いしてあるから…。」
DH「そうか…。」
DH「今日は、ヒョクでも誘って飯でも行くか？」
A「え、でも仕事は？」
DH「多分夕方には終わるはずなんだけど…。」
そう言ってドンヘはウニョクの携帯にメールを流す。
仕事終わったら、Aと食事に行こうぜ。
その一行を受け取るウニョク。
すぐに
終わったら電話する
とだけ戻ってきた。
A「そっけないメール…。」
苦笑いしてメールを覗きこむA。
DH「そうか？男同士なんかそんなもんだろ？」
すると、寝室で今度はAの携帯が鳴った。
ドンヘはAから受け取ったマスコットを携帯にぶら下げる。
部屋の電気の明かりに照らして、七色に光るのを楽しんで眺めていた。
A「もしもし？」
HC「俺様だ。」
A「オッパ…。お仕事じゃないの？」
HC「仕事中だ。お前の彼氏がさぼってるお陰で持ち分が増えて大変なんだよ…。」
不機嫌そうにぼやいているヒチョルに苦笑いするA。
A「ごめん…。」
HC「バ〜カ。お前が謝るな。」
受話器越しに小さなため息をつくヒチョル。
HC「いいのか？見送りさせなくて。」
A「え…ドンヘの事？」
Aは小さく微笑んで
A「ドンヘが行かないって言うんだから…いいの。」
HC「そうか…。ま、お前がいいなら俺はいい。」
A「心配してくれたの？オッパ？」
HC「は？心配？誰のだ？」
お前は、またここに戻ってくるんだよ。
何の心配がいる？
A「オッパ…大好きだよ…。」
涙声で言われる言葉にヒチョルは涙をこらえてスタジオの天上を仰いだ。
ラッキーアイテム
革ベルト
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ゆちょみん(プロフ) - >みんさん、まとめてのお返事お許しください。いつもご愛読頂き感謝です。もうすぐ終わります。泣かないでください〜。書いてる本人も泣いてますがｗｗｗ (2011年6月26日 20時) (
レス) id: 0a236b0646 (このIDを非表示/違反報告)
あやめ(プロフ) - ゆちょみんさんの作品は、毎回涙なしには読めないです(T_T) ドンヘと私、どうなるんでしょうか....。 (2011年6月26日 16時) (携帯から) (レス) id: 21ddfc49d1 (このIDを非表示/違反報告)
かなりん(プロフ) - えっ、幸せから又波乱の展開がぁ・・・早くドンヘの胸に飛び込みたいよぉ・・・ (2011年6月26日 11時) (レス) id: dfa8b3f127 (このIDを非表示/違反報告)
Aya(プロフ) - 本当にこの二人はくっついたり離れたりでハラハラです;;;せっかく手術は成功したけど心配かけてしまった親を捨てて簡単に一緒になることは難しいですよね・・・ (2011年6月25日 1時) (携帯から) (レス) id: 6f0c163436 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆちょみん
| 作成日時：2011年6月25日 2時
