支度 ページ34
土曜日の朝。
日本での仕事を終えて、今日は一日オフ。
明日には韓国へ戻る。
ドンヘはみんなとレストランで朝食を取って部屋に戻る。
衣装さんに頼んで貸してもらった、撮影で使った服を着る。
濃いグレーのズボンに白いベルトを通して、それより少し薄いグレーのシャツに白いタイを締める。
少し後から戻って来たウニョク。
EH「あれ、ドンヘ撮影あったっけ？」
撮影で着た衣装で髪を整えるドンヘを見て不思議そうな顔をする。
DH「いや、ちょっと頼んで貸してもらった。」
EH「貸してもらったって…どこ行くの？」
DH「Aの実家。」
ウニョクは目をまるくしていた。
EH「はっ！？実家って…な…何しに！？」
予想以上の反応を見せるウニョクに顔色ひとつ変えずに
DH「挨拶。」
とだけ答えた。
EH「挨拶って…言葉分かるの！？」
DH「いや、全然。」
どうして…こんなに落ち着いてるんだろう…
いつものドンヘじゃないみたいだ…
ウニョクはちょっと意外なドンヘの一面を見た気がした。
EH「でも…なんで挨拶なんて…。」
DH「俺、韓国でAにプロポーズしたんだ。」
ポカンと開いた口が塞がらないウニョクは
EH「えーーーーーーーっ！！？？」
隣の部屋まで聞こえそうな声を出す。
DH「お前…そんな声出すなよ…。」
あまりに大きな声に慌てるドンヘ。
EH「だ…だって！初耳だぞ！？」
DH「うん、今言った。」
プロポーズって…
Aはなんて答えたんだろう…
昨日のあの様子じゃ…当然OKしたんだろうけど…
知らなかった…
少し寂しそうに目を落とすウニョク。
EH「ヒョンたちは知ってるの？」
DH「いや、まだ言って無い。ちゃんとしたら言おうとは思ってたんだけど。」
そう言って苦笑いする。
EH「言葉が通じないのに、どうやって話すんだよ？」
DH「Aが通訳する。」
EH「いや…そういう問題なのか？」
DH「まあ、行ってみないと分からないよ。」
話の最中でドンヘの携帯がなる。
電話はすぐ切れて、携帯と財布をズボンのポケットに押し込んだ。
DH「じゃあ、行ってくる。」
そう言って笑うと部屋を出て行くドンヘ。
Aが…ドンヘの奥さんに…？
想像出来ない…
夫婦になっても…辛い事ばかり起こるのかな…
そう思うと心配で仕方ないウニョクだった。
ラッキーアイテム
革ベルト
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ゆちょみん(プロフ) - >みんさん、まとめてのお返事お許しください。いつもご愛読頂き感謝です。もうすぐ終わります。泣かないでください〜。書いてる本人も泣いてますがｗｗｗ (2011年6月26日 20時) (
レス) id: 0a236b0646 (このIDを非表示/違反報告)
あやめ(プロフ) - ゆちょみんさんの作品は、毎回涙なしには読めないです(T_T) ドンヘと私、どうなるんでしょうか....。 (2011年6月26日 16時) (携帯から) (レス) id: 21ddfc49d1 (このIDを非表示/違反報告)
かなりん(プロフ) - えっ、幸せから又波乱の展開がぁ・・・早くドンヘの胸に飛び込みたいよぉ・・・ (2011年6月26日 11時) (レス) id: dfa8b3f127 (このIDを非表示/違反報告)
Aya(プロフ) - 本当にこの二人はくっついたり離れたりでハラハラです;;;せっかく手術は成功したけど心配かけてしまった親を捨てて簡単に一緒になることは難しいですよね・・・ (2011年6月25日 1時) (携帯から) (レス) id: 6f0c163436 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆちょみん
| 作成日時：2011年6月25日 2時
