本音 ページ33
ドンヘの部屋にウニョクの姿はなかった。
DH「おいで。ヒョク、まだ戻ってないから。」
そう言ってAの手を引くドンヘ。
Aは手を引かれて部屋に入る。
部屋の奥まで入ってカーテンを開ける。
小さな窓からはお台場の街がよく見えた。
A「わぁ…3階なのに結構綺麗ね。」
嬉しそうに笑うA。
DH「ほんとだ。カーテン閉めっぱなしだったから気付かなかった。」
Aの背中を包み込むように立って窓の外を眺める。
A「ドンヘ…。」
DH「ん？」
A「母がね…帰りたいなら…帰ればいいって言うの…。」
その言葉に素直に嬉しそうな顔を見せるドンヘ。
DH「それじゃ！一緒に韓国へ帰れるの？！」
A「そうなんだけど…。」
随分気乗りしなさそうな顔で俯くA。
DH「嫌なの…か？」
Aは慌てて首を振る。
DH「じゃあ…なんでそんな顔するんだよ？」
A「とても寂しそうな顔で言うから…。帰りにくい…。」
娘の気持ちが分かるから
きっと…居て欲しいのに我慢してそう言ってるんだ…
そう思うと…
ドンヘは小さなため息をついて微笑む。
DH「なら、好きなだけいてやれ。」
A「え…。」
DH「いつでも帰れるんだから、いつまででもいてやれるだろ？」
A「いいの…？」
DH「もちろん。何が悪い？」
ドンヘがやけにふっきれた顔で言うから、拍子抜けしてしまった。
嬉しかったんだ…
初めて…本音を聞いた気がして…
俺を心配させまいとして
俺を悲しませないように
大切な事を閉まってしまうAだから…
正直に気持ちを話してくれた事が
ただ、少し嬉しかったんだ。
A「ありがとう、ドンヘ。」
微笑んでドンヘの腕に抱きつくA。
ドンヘはあごを手で引き上げて優しいキスを落とした。
それと同時に部屋の扉があく。
生々しいキスシーンを目の当たりにしてしまったウニョク。
EH「うわっ…！ご…ごめん！」
慌てて部屋を出る。
ドンヘとAは顔を見合わせて笑う。
部屋から顔を出して
DH「動揺し過ぎだろ。」
と笑ってウニョクの腕を引いて部屋に戻した。
EH「お邪魔だろうから、ソンミナの所行くよ。」
Aはウニョクの肩を叩いて
A「お邪魔な訳ないでしょ。」
と笑った。
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ゆちょみん(プロフ) - >みんさん、まとめてのお返事お許しください。いつもご愛読頂き感謝です。もうすぐ終わります。泣かないでください〜。書いてる本人も泣いてますがｗｗｗ (2011年6月26日 20時) (
レス) id: 0a236b0646 (このIDを非表示/違反報告)
あやめ(プロフ) - ゆちょみんさんの作品は、毎回涙なしには読めないです(T_T) ドンヘと私、どうなるんでしょうか....。 (2011年6月26日 16時) (携帯から) (レス) id: 21ddfc49d1 (このIDを非表示/違反報告)
かなりん(プロフ) - えっ、幸せから又波乱の展開がぁ・・・早くドンヘの胸に飛び込みたいよぉ・・・ (2011年6月26日 11時) (レス) id: dfa8b3f127 (このIDを非表示/違反報告)
Aya(プロフ) - 本当にこの二人はくっついたり離れたりでハラハラです;;;せっかく手術は成功したけど心配かけてしまった親を捨てて簡単に一緒になることは難しいですよね・・・ (2011年6月25日 1時) (携帯から) (レス) id: 6f0c163436 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆちょみん
| 作成日時：2011年6月25日 2時
