熱情カタルシス

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お弁当を食べ、クラスの違う飛貴とバイバイして。




また再開されるいつも通りの授業、




「暑いし皆が怠けて来たところで、

気分転換に今日は席替えをする」



なーんて思っていたのに席替えなんて。






やっと今の席に慣れてきたのになー。






突然の席替えは嬉しい反面、クラスで仲いい

女の子は一人しか居ないから不安しかない。





そんな事を考えていたらもう私の番。




運命に全てを任せてくじを引いた。








広げてみると、歪つな字体で書かれた 34。




窓側の一番後ろの席だ、なんか嬉しいかも。





授業中寝てもバレないという嬉しさで、

素早く席を移動させると。









「あれ、Aちゃん？」






顔を上げると、笑顔でそう問いかける那須くんが。








吃驚する私に、


「とりあえず隣だし仲良くしてね」


そう告げては、またあの綺麗な笑みを浮かべた。









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