あなたの音に【中村悠一】

とある休日-7 ページ41

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「…じゃ、…じゃぁどうすればええの！？
中村さんには嫌われたくないし！
でも、構って欲しいし！
なんで私なん？！可愛い子なんて周りにたくさんいおるやん！！」

そう怒鳴って言い返すと
中村さんがびっくりした顔して

「…いや…A…」

中村さんの右手が伸びてきて
触れようとする。
でも、

「だいたい！わかりずらいの！言葉が少ないし！」

「…うん。ごめんな…」

「俺が悪かった。」そう続ける
彼の目は先ほどまでの怖い顔じゃなくて
下がり眉に困った顔をしてた。

「…あ」

言い過ぎた。
大好きな彼に。ひどいことをした。

「ちがっ、」

「いいんだ、ごめんな」

彼の手が頬を流れてた涙を拭ってくれた
でも、これで最後かもしれない


「今日は一緒に帰ろうな」

別れを切り出されるのかも、と

「うん」

そう。返事をしたところで

「はいはい、ご両人
自分たちの職業思い出してねぇ…？」

出入り口で私たちの話をずっと聞いてた
神谷さんだ。


「あっ…」

「すんません」

「ごめんなさい」

「はい、許そう。
その代わり、ちゃんと仲直りすること。な？」

「「はい」」

そう、返事をし
神谷さんから罰として人数分の飲み物を
買いに行くように言われ2人で買いに行ったが
無言のまま。

その後のラジオもギクシャクしてたのは
言うまでもない。


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