あなたの音に【中村悠一】

とある休日に-2 ページ36

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それは、1年半年前。
付き合いだして半年も経たないくらいの時
乙女のためのラジオ収録のゲストで呼ばれた時。

あの日は多分いつもの
神谷さん、小野さん、杉田さん、悠一さんのメンバーで…

…。…。…。…


「中村さーん」

「あー？」

「神谷さんたち来ませんね」

「すぐ来るだろ」

「おい、中村っ足引きずりだしたぞ！」

「おう」


…。…。…。…

前の収録が一緒で
晩御飯には少し早いご飯を3人で食べに行き
早めにスタジオ入りしていた。

……

「んー、暇だなぁ…」

相変わらず磁石コンビは狩りに没頭なう。

杉「なんだ、妹よ
お前は狩りしてないのか？」

「してないです。苦手なんですよ。
だいたい、なんで妹なんですか」

杉「中村の彼女なら俺の妹だ！」

中「なんでだよ、俺はお前の兄か？弟か？
てか、こんなとこで口にすんな」

杉「なんだ、まだ秘密にしてたのか？」

中「それもある、が見ろ」

机の上に両肘を置いて
両手で顔を隠す…

彼女なんて響きはまだ慣れない
手は繋いで歩いたり一緒の部屋でゲームをしたり
そんなことはもう済んだが…
キスすらまだしてない。

杉「初々しいなぁー」

中「杉田さん、人の事言えないからね」



そういって黙々とゲームを続ける彼らに
冷やかされながら
兄さん達の到着を待ってた。



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