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奪われた彼との繋がり (ＹＯＵ) ページ15
東方神起のために書き上げた曲が次のシングル曲に決まった
東方神起のためと言えば聞こえは良い…
でも違う…チャンミンへのラブレターと言った方が正しい…
彼に贈る最初で最後のラブレター…
彼に伝わらなくてもいい…
ただ私が書いた歌詞を彼が歌ってくれればそれで満足だ
そして私は歌詞を書き上げた時に決意した
「離婚してほしい…」
意を決して夫にそう告げた
「どうして？」
「もう傷付きたくない…心も体も…」
「A…俺を失ったらお前は一人きりなんだぞ？
天涯孤独になっても構わないのか？」
「…構わない…」
「A…」
「別れてくれないならＤＶの件であなたを訴える」
「正気か？」
「えぇ…」
「…分かった…別れよう…」
素直に引き下がった夫に違和感を感じた…
そんな訳ない…これで終われるはずはない…
心が警笛を鳴らしていた…
用意してあった離婚届にサインし判を押した…彼も素直に判を押した
それを持って家を出ようとした時私はまた地獄へと引き戻された…
もうきっとこれで終わりだとそう感じた…
それほどの苦痛だった…
薄れゆく意識の中で私は必死で守ろうとした
だけど彼は容赦なく私のお腹を蹴った…
私とチャンミンの唯一の繋がりを彼は私から奪った…
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作者名：yuchayuyu | 作成日時：2017年3月21日 6時
