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きみくんのマンションに帰って来てほっとした。
いつの間にか、私の居場所はここになっていたんだな。
きみくんのにおいや、今朝まで着ていた彼の部屋着。
歯ブラシ、おそろいのマグカップ。
洗濯もの。
目に入るもの全てが愛しくて、あぁ帰って来たんだなと実感する。
今日は早朝からの撮影とかで、私よりも早く家を出る彼を玄関まで見送った時、彼は結構長いこと私のことを抱きしめて離さなかった。
｢今日、ここに帰ってくる？｣
｢うん(笑)｣
｢帰ってきたら、Aおるん？｣
｢うん。今日はなるべく早く帰ってくる｣
｢…そぉか…。帰ってきたらAおるんか…｣
きみくんの嬉しそうな声が頭の上で響く。
そっと上を見上げると、ニヤけたきみくんの笑顔が目に入った。
｢…きみくん、ニヤけてる｣
私がそう言っても、彼は緩む頬を隠そうとはしなかった。
｢…A、すき｣
出勤のための準備を終えてメイクも済んでいる私に、きみくんがキスをしようと顔を傾けて近づいてくる。
｢グロス、ついちゃうよ…｣
そう言って私が少し抵抗しても
｢ええやん。ついても｣
と言って、ためらいもなく彼の唇が私の唇に触れた。
｢バニラのにおいがする…けど、味はミントやな｣
｢もう…きみくん…｣
｢この味、すき｣
グロスなんてとっくにきみくんに全部食べられちゃってるのに、それでも彼は私の唇に触れるのをやめない。
｢下でマネージャーさん待ってるよ？｣
｢ん…もうちょっと…｣
ちゅ、ちゅ、と会話の合間に音を立ててキスをされると、これから出勤だっていうのに変な気分になってしまう。
｢ん、もー！おしまい！｣
私は無理やり彼の腕から抜け出ると、きみくんは心底残念そうな顔をした。
｢ケチ｣
朝から濃いキスで赤くなった唇を尖らせてきみくんが拗ねるから、私は思わず笑ってしまった。
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ゆう(プロフ) - 樹里さん» ありがとうございます〜！福豆はまだ飾ってあります(笑)でも食べます！ (2017年2月6日 21時) (
レス) id: c799d0eac5 (このIDを非表示/違反報告)
樹里(プロフ) - わあ！おめでとうございます！横山さんにもらった福豆食べられませんね…（食べました？笑） (2017年2月4日 23時) (レス) id: 8929114052 (このIDを非表示/違反報告)
ゆう(プロフ) - けいとさん» 黒eighterさん！是非とも自分と重ねて読んでくださいね♪更新頑張りますので、また読みに来てください(^-^)コメントありがとうございます！ (2017年1月27日 17時) (レス) id: c799d0eac5 (このIDを非表示/違反報告)
けいと - 黒eighterの私としてはたまらないです…これからも更新頑張ってください。楽しみにしています！ (2017年1月26日 22時) (レス) id: 174182f6e7 (このIDを非表示/違反報告)
ゆう(プロフ) - ちえさん» コメントありがとうございます(^-^)細かい所まで共感して下さって凄く嬉しいです〜♪頑張って更新しますね。また良ければ読みに来てやってください☆彡 (2017年1月26日 20時) (レス) id: c799d0eac5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆう
| 作成日時：2016年11月25日 17時
