Rock you 6《y.yokoyama》

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Aが買い出しにいった後、｢やっぱ俺もついてくわ｣と、ヤスとマルがAの後を追って行った。


２人が一緒におってくれるんなら安心やな。


フラフラとリビングに戻ると、みんながすばるの側で頭を突き合わせるようにして、何かを見とる。




｢何してるん？｣



錦戸 ｢うぅわ〜横山くんてこうなんねんなぁ｣


村上 ｢デレっデレやもんなぁ。見てみぃ！この嬉しそうな顔！｣



ヒョイと覗き込むと、すばるにさっき撮られた動画が再生されてて、あまあまな俺の様子が映し出されとった。



｢ちょー！何してん！！｣



渋谷 ｢幸せそうやなぁ、ヨコ｣



その動画をすばるが目尻にシワを作って嬉しそうに見てる。


てっきり弄られるんかと身構えていた俺は、そのすばるの様子に拍子抜けした。



渋谷 ｢もうしたん？｣



｢何が？｣



渋谷 ｢何がて。プロポーズや！｣



錦戸 ｢えっ？横山くん結婚するん？｣



｢そんな今すぐせえへんわ！｣



村上 ｢まあ俺らもボチボチええ年やからなぁ。考えてはいるんやろ？｣



｢…まあ｣



それはずっと思ってること。



錦戸 ｢勇気あんねんなぁ…。俺まだ考えられへん｣



どっくんの言うてることも分かる。


俺やって…覚悟が決まってるわけやないねん。


結婚て、世間一般ではおめでたい話やけど、この仕事の場合、必ずしもそうとは限らんのや。



渋谷 ｢どんなんすんの。プロポーズ｣



｢…あほちゃう？そんなんよう言わんわ！｣



大倉 ｢あっ！指輪は？年末買うてたやん！｣



錦戸 ｢見たい！見せて！｣



｢はぁ？女子か！なんでAより先にメンバーに見せなあかんねん！｣



みんな酔うてるせいか、テンションがおかしい。むちゃくちゃやわ。

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