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困った。
きみくんが朝から何回もちゅーしてきたから、仕事中もその余韻が引かない。
…集中できない！
パソコンのキーボードをカタカタと打ちながらも、気を抜くと彼のあの柔らかい唇の感触を思い出してしまう。
だめだめ。
今日は仕事を早く終わらせて、早く家に帰るんだから！
少し熱を持った頬を自分の手の甲で冷やす。
｢よし！｣
私は気合いを入れ直して、定時に上がるべくパソコンのディスプレイとにらめっこを再開した。
＊＊
ふわりとコーヒーの香りが鼻をかすめて、私のデスクにコト、とカップが置かれる。
｢お疲れ様です。なんかものすごい集中してましたね｣
西脇くんが後ろのパーテーションに軽く寄りかかりながら、私に向かってほほ笑んだ。
｢西脇くん…ありがと｣
西脇くんからの差し入れのコーヒーをありがたく受け取って、カップに口をつける。
温かいコーヒーとそのいい香りに、気分が安らいだ。
｢…Aさんて｣
｢え？｣
｢警戒心とかないんですか？俺がもしそのコーヒーに惚れ薬とか入れてたらどうするつもりなんです？｣
西脇くんがおどけるように笑いながら言った。
｢惚れ薬かぁ…｣
私はそのコーヒーが入ったカップをじっと見つめる。
｢…冗談ですよ？｣
私があまりにもそのカップを真剣に見ていたから、西脇くんが焦った様子で私の顔を覗き込んできた。
｢分かってる(笑)もし惚れ薬があっても、西脇くんはそんなことしない｣
実際そうだと思う。
少し、いやだいぶ強引なところもあるけど、彼は人の気持ちを無視して、自分の気持ちを押しつけることは出来ない人だ。
だから、こうやってちゃんと私からの返事を待ってる。
仕事上、どうしても関わり合いのある立場だから、私が気まずい気持ちにならないように気を遣って…。
だけど、どうしても私はきみくんがすき。
他の人のことを考える余裕は…ないの。
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ゆう(プロフ) - 樹里さん» ありがとうございます〜！福豆はまだ飾ってあります(笑)でも食べます！ (2017年2月6日 21時) (
レス) id: c799d0eac5 (このIDを非表示/違反報告)
樹里(プロフ) - わあ！おめでとうございます！横山さんにもらった福豆食べられませんね…（食べました？笑） (2017年2月4日 23時) (レス) id: 8929114052 (このIDを非表示/違反報告)
ゆう(プロフ) - けいとさん» 黒eighterさん！是非とも自分と重ねて読んでくださいね♪更新頑張りますので、また読みに来てください(^-^)コメントありがとうございます！ (2017年1月27日 17時) (レス) id: c799d0eac5 (このIDを非表示/違反報告)
けいと - 黒eighterの私としてはたまらないです…これからも更新頑張ってください。楽しみにしています！ (2017年1月26日 22時) (レス) id: 174182f6e7 (このIDを非表示/違反報告)
ゆう(プロフ) - ちえさん» コメントありがとうございます(^-^)細かい所まで共感して下さって凄く嬉しいです〜♪頑張って更新しますね。また良ければ読みに来てやってください☆彡 (2017年1月26日 20時) (レス) id: c799d0eac5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆう
| 作成日時：2016年11月25日 17時
